ご使用に際して、この説明文書を必ずお読みください。
また、必要な時に読めるように大切に保管してください。
●「苓桂朮甘湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書「傷寒論」や「金匱要略」に収載され、水毒によっておこる諸症状の治療に用いる代表的な薬方です。漢方では、胃内停水で過剰な水分があったり、尿量が少なく体液の調節がうまくいかず、体内の水分の偏在、代謝異常の症状を水毒といい、この水毒が神経症や頭痛、ふらつき、めまい、息切れ、動悸などをおこす大きな原因の一つと考えています。
●めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸がある方の、神経症、めまい、動悸、息切れ、頭痛に効果があります。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
生後3ヵ月未満の乳児
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)高齢者
(4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
(5)次の症状のある人
むくみ
(6)次の診断を受けた人
高血圧、心臓病、腎臓病
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
関係部位・・・症状
皮膚・・・発疹・発赤、かゆみ
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。
その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称・・・症状
偽アルドステロン症、ミオパチー・・・手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
4.長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:
立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢・・・1回量・・・1日服用回数
成人(15才以上)・・・1包・・・3回
15才未満7才以上・・・2/3包・・・3回
7才未満4才以上・・・1/2包・・・3回
4才未満2才以上・・・1/3包・・・3回
2才未満・・・1/4包・・・3回
(1)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(2)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
成人1日の服用量3包(1包1.0g)中、次の成分を含んでいます。
成分・・・分量
苓桂朮甘湯エキス(1/2量)(ブクリョウ3.0g、ケイヒ2.0g、ビャクジュツ1.5g、カンゾウ1.0gより抽出。)・・・800mg
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。
本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、顆粒の色が多少異なることがあります。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は服用しないでください。
(5)1包を分割した残りを服用する時は、袋の口を折り返して保管し、2日をすぎた場合には服用しないでください。
健康アドバイス
●適度な運動で汗を流しましょう
朝夕の散歩や軽い体操など、自分でできる範囲内で体を動かすことが大切です。体を動かして汗を流すことは、筋肉や関節を強くするだけでなく、ふさぎがちな気分を解きほぐすことにもつながります。
●水分のとりすぎに注意しましょう
冬でもアイスクリームを食べ、のどが渇かないのにジュースやお茶を習慣的に口にする-。水分のとりすぎは、からだ全体のバランスをくずします。冷たいものを一度にたくさんとらないで、少しずつ口にするようにしましょう。
本剤について、何かお気づきの点がございましたら、お買い求めのお店又は下記までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
クラシエ薬品株式会社 お客様相談窓口
東京都港区海岸3-20-20(〒108-8080)
(03)5446-3334
10:00~17:00(土、日、祝日を除く)