使用前にこの説明書を必ずお読みください。また、必要なときに読めるよう保管してください。
膣カンジダの再発治療薬
膣カンジダとは?
膣カンジダとは、カンジダという真菌(カビの仲間)によって起こる膣炎です。女性性器の感染症の中では、よくみられる疾患ですが、適切な治療を行うことが大切です。
膣カンジダの典型的な症状
膣カンジダにかかると、おりものの量や見た目に変化(おかゆ(カッテージチーズ)状や白く濁った酒かす状)がおこり、外陰部に発疹(発赤、はれた感じ等)を伴うかゆみが生じます。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.次の人は使用しないでください。
(1)以前に医師から、膣カンジダの診断・治療を受けたことがない人。
(2)膣カンジダの再発を繰り返している人。
(2ヶ月以内に1回又は6ヶ月以内に2回以上)
(3)膣カンジダの再発かどうかよくわからない人。(おりものが、おかゆ(カッテージチーズ)状や白く濁った酒かす状ではない、嫌なにおいがあるなどの場合、他の疾患の可能性が考えられる)
(4)発熱又は悪寒がある人。
(5)吐き気又は嘔吐がある人。
(6)下腹部に痛みがある人。
(7)不規則な、又は異常な出血、血の混じったおりものがある人。
(8)膣又は外陰部に潰瘍、水膨れ又は痛みがある人。
(9)排尿痛がある人、又は排尿困難な人。
(10)次の診断を受けた人。 糖尿病
(11)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(12)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(13)60歳以上の高齢者又は15歳未満の小児。
2.本品を使用している間は、次のいずれの医薬品も外陰部に使用しないでください。
カンジダ治療薬以外の外皮用薬
1.次の人は使用前に医師又は薬剤師にご相談ください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)授乳中の人。
(3)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師にご相談ください。
関係部位・・・症状
膣・・・疼痛(ずきずきする痛み)、腫脹感(はれた感じ)、発赤、刺激感、かゆみ、熱感
3.3日間使用しても、症状の改善がみられないか、6日間使用しても症状が消失しない場合は使用を中止し、医師の診療を受けてください。
膣カンジダの再発。(以前に医師から、膣カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限る。)
次の量を膣深部に挿入してください。6日間毎日続けて使用してください。
年齢・・・1回量・・・1日使用回数
成人(15歳以上60歳未満)・・・1錠・・・1回(できれば就寝前)
15歳未満及び60歳以上・・・使用しないこと
ただし、3日間使用しても症状の改善がみられないか、6日間使用しても症状が消失しない場合は医師の診療を受けてください。
膣錠の使い方
1.取り出し方
図のように膣錠のはいっているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、1錠取り出してください。(誤ってそのまま使用すると、粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります)
2.挿入法
手指を石けんできれいに洗い、両脚を広げてしゃがみ、図のように膣錠を指先で膣内の最も深いところに挿入してください。(アプリケーター等は使用しないでください。)挿入後、患部に接触した手指は石けんでよく洗ってください。
(1)この薬は膣にのみ使用し、飲まないでください。
もし、誤って飲んでしまった場合は、すぐに医師の診療を受けてください。
(2)途中で症状が消失しても、使用開始から6日間使用してください。
(3)生理中は使用しないでください。使用中に生理になった場合は使用を中止してください。また、治癒等の確認が必要であることから、医師の診療を受けてください。
※本剤は膣内に留まって効果を発揮し、徐々に体外に排泄されるため、白いかたまりやペースト状のものが出てくることがあります。
1日量 1錠中
有効成分・・・配合量
イソコナゾール硝酸塩・・・100mg
添加物として、乳糖水和物、セルロース、ステアリン酸Mgを含有する。
(1)直射日光の当たらない涼しいところに保管してください。
(2)小児の手の届かないところに保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わる)
(4)使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
※本品の使用は、以前に医師から膣カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限ります。
生活上の注意
(1)膣カンジダを再発した場合には、パートナーに感染している可能性があるため、膣カンジダに感染した旨を伝え、パートナーの方は陰部のかゆみ、発赤等の不快症状があれば、すぐに医師の診療を受けてください。
(2)パートナーへの感染を避けるため、本品を使用中は性行為を避けましょう。
(3)本品を使用中は、患部への刺激を避けるため、殺精子剤は使用しないようにしましょう。
(4)薬剤の効果を維持するため、自分で膣内を洗うことは控えましょう。
(5)入浴時は石けんの刺激を避けるために、外陰部は石けんで洗わず、お湯だけで軽く洗う程度にしましょう。
(6)カンジダ菌は、温度や湿度の高い状態で繁殖しやすいため、できるだけ乾燥した状態を保つようにすることが大切です。以下の点に気を付けましょう。
-入浴、水泳後等は、膣の外側は十分乾かしましょう。濡れた水着などはできるだけ早く着替えましょう。
-おりものシートなどの衛生用品を使用される場合は、こまめに交換しましょう。
-下着は、通気性のよい綿製品などを用いるようにしましょう。
(7)下着やタオルは毎日清潔なものを用い、タオルなどは感染を避けるため、家族と共用しないようにしましょう。
(8)カンジダ菌は腸にも常在している菌です。トイレの後は腸からの感染を避けるため、前から後ろにふきましょう。
(9)かゆみがあっても、外陰部をかかないようにしましょう。かくと、刺激がひどくなったり、感染が広がる可能性があります。
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