健康ブームに潜む怪しげな陰
昨今のテレビ番組を見ていて、非常に感じるのは健康について安易に扱っているのとそこに潜む悪意的なものです。
例えば、ダイエットについてです。新聞チラシを見れば、これが効くとか云うサプリメントの宣伝広告やダイエットの紹介。テレビと言えば、○○をすれば楽に痩せられるなどの、(私から言わせれば)明らかに作為的な情報で、どこかの権威筋の医学博士なる方が出演して、いかにも学会で知られる情報であるかのようにセンセーショナルに放送してるのを見て、私は非常にこれからの日本を懸念いたします。
私自身、一年三ヶ月前、糖尿病と判明し、一年で約47キロのダイエットに取り組み、食事と運動を実行した結果、A1cは4%後半で安定し、普通の人とは変わらない健康状態を取り戻したから、体験者として言えることなのです。
ダイエットに限らず、糖尿病や生活習慣病の改善や治療、そして勉学やスポーツに至るまで、今日本人はかつて持ち合わせていた大事な、努力すること、勤勉さを忘れてしまっている。そんな気がしてならないのです。
と言いますのも私自身、この数年電気や機械の資格を取るのに四苦八苦しており、いかに努力することの大事さを身にしみて分かったか、糖尿病を改善する過程で実体験したからであります。
自助努力なくして成果なし、継続は金なり。
楽して成果を出そうとしても、それは砂上の楼閣、すぐに崩れてしまうものではないでしょうか?
楽して健康を得ようなどという、安易な考え方がまかり通りつつある世の中に、私は非常な懸念を持ちます。先生方、いかがお考えでしょうか?
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