くも膜下出血の後遺症
person50代/女性 -
私の母は現在54歳で、8年前の46歳の時にくも膜下出血になり、それ以来足が悪くなり左目がほとんど見えなくなっています。
癲癇もあり、少し前までは3ヶ月に1度くらいの割合で救急車で運ばれたりしていましたが、今は薬があっているようで癲癇で倒れてしまうことはありません。
癲癇が落ち着いてから、A型の作業所で働くようになりました。しかし、あまりうまく仕事ができないようで、転んで剥離骨折をしてしまったことをきっかけに作業所をクビになってしまったようです。
母はくも膜下出血になった後少しずつ性格が変わっていったと、最近強く感じています。何度も話したことを忘れていたり、左目があまり見えないことも関係していると思うのですが、周りに気遣いができなくなっているように感じます。2人で外出しても、後ろにどんなに人が並んでてもレジの人に世間話をしてしまったり、わざとではないけれどベビーカーにあたってしまったり、人の邪魔になるところで止まって歩行中の方の邪魔になってしまっていることが多いです。悪い言い方をすると空気を読めなくなってることが多いと感じます。
こういったことが最近特に気になるようになったので調べてみると、高次機能障害というワードがでてきました。母は怒鳴ったり、暴力的になったりすることは全くないのですが、前述したようなことは増えていってると感じています。
しかし、私にとってはここまで育ててくれた優しい母なので冷たくしたくはないのですが、20歳になった今でも辛くなってしまい反抗期のような態度をとってしまうことがあります。
母への対応の仕方を改めたいと思い、質問させていただきました。
やはり、母の性格の変化には高次機能障害が関係しているのでしょうか。
そうした場合、私が母にできることはあるのでしょうか。
父もうつ病を患っているので、父に相談したりすることもできず、相談させていただきました。
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脳神経外科の医師が回答
高次脳機能障害が関係していると思います。
お母さんは、特に悪気があって、そうしているわけではないです。くも膜下出血による脳へのダメージによりそうした症状が出ているのだと思います。
できることは、限られますが、まずは、そうした行動が、病気のせいであることを理解したら、お母さんへの対応も、冷たくしないようにできるかもしれません。
あとは、病気であることを受け入れ、無理をせずお母さんの気持ちに寄り添っていけたらいいと思います。
通院している脳神経外科外来で、高次脳機能障害などを検査で証明してもらえば、仕事がクビになる状態であったということから、少なくとも精神機能の障害3級で、年間50万円以上の障害年金をもらえるように思います。もらえるものはもらいながら、高次脳機能障害に対するリハビリを行なっているデイサービスなど利用もできるかもしれません。
こういった、障害が残った方への公的補助は、とても複雑でわかりにくいのですが、こうした公的サービスをいろいろと利用していくことは、まだまだ今後、長い介護になると思いますので、検討する価値があると思います。
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