新型コロナのmRNAワクチンによる抗体依存性感染増強(ADE)の可能性について

person30代/男性 -

以前からmRNAワクチンによるADEの可能性については国や専門家の方々から否定されてきましたが、オミクロン株が感染拡大している現状を見て、やはり従来のmRNAワクチンではオミクロン株の様な変異株に対してADEが発生する可能性があるのではと不安を感じています。
理由としては以下の通りです。

・大阪大学の研究結果より既に感染増強抗体の存在が明らかになっていること
→https://www.amed.go.jp/news/release_20210525-02.html

・ファイザーとモデルナのmRNAワクチンがスパイクタンパク質の全長体をコードするmRNAを用いていること

・mRNAワクチンにより産生された中和抗体価は6ヶ月程度で顕著に減少すること
→https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/202111ryo_vac6mnth.html

つきましては、以下の点について回答をお願いいたします。

(1)mRNAワクチンのADEの可能性について現時点での先生方の見解を教えてください。
(2)大阪大学の研究結果では、十分量の中和抗体の存在下では感染増強抗体の影響は見られないとあります。ただ、中和抗体価が十分でない場合は感染増強抗体の影響が大きくなり、ADEが起こり得るのでは?と感じてしまいます。
この理解が間違っているのであれば理由も併せて教えてください。
(3)もし上記2の理解が正しければ、現状のmRNAワクチンでは、中和抗体価が下がる度に追加接種して中和抗体価を上昇させなければ、感染増強抗体の影響で再び感染しやすい状態に陥ってしまうのではないでしょうか?【新型コロナウイルス(COVID-19)についての質問】

各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。

本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。

お探しの情報は、見つかりましたか?

キーワードは、文章より単語をおすすめします。
キーワードの追加や変更をすると、
お探しの情報がヒットするかもしれません

協力医師紹介

アスクドクターズの記事やセミナー、Q&Aでの協力医師は、国内医師の約9割、33万人以上が利用する医師向けサイト「m3.com」の会員です。

記事・セミナーの協力医師

Q&Aの協力医師

内科、外科、産婦人科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、循環器科、消化器科、呼吸器科をはじめ、55以上の診療科より、のべ8,000人以上の医師が回答しています。

Q&A協力医師一覧へ

今すぐ医師に相談できます

  • 最短5分で回答

  • 平均5人が回答

  • 50以上の診療科の医師