1.約1年前から、口唇裏にザラザラ感を感じ、半年前には口唇裏に広く薄い膜(白苔?)ができているようでした。蛍光灯の明かりでは見えないが、LED白色懐中電灯では、よく見えます。
指で擦ると、消しゴムのかすのように簡単に取れるが、次の日にはまたできていました。
2.一向によくならないので、かかりつけの耳鼻科で診ていただくと、カンジダ症は検査で除外。 その後、大学病院皮膚科を紹介いただき血液検査で、B,C型肝炎、梅毒、天疱瘡も除外され念のため病理検査をしました。
3.その結果は、
粘膜上皮はhyperkeratosis(過角化)、parakeratosis(不全角化)、acantosis(肥厚)があるが異形性は目立たない。
真皮浅層の血管周囲にはごく軽度のリンパ球湿潤がある。
一部でmitosis(核分裂),dyskeratotic cell(異常角化細胞),clumping cell(細胞集塊)を認める。
DIF所見:all negative
とありました。 ( )内は私の要約です。
皮膚科の先生は、扁平苔癬も疑っておられましたが、病理結果から口唇裏を噛んだり、機械的な刺激を与えたときや、白板症になる前の状態かも知れないとのことでした。白板症は、癌化のリスクが高まるので経過観察が必要と言われました。
最終的には、かかりつけ耳鼻科を逆紹介いただき、毎月、経過観察することになりました。
4.
質問①: DIF所見とは何のことでしょうか。
質問②: この結果から、白板症→癌化 のリスクはどの程度のものでしょうか。 リスクを5段階で表すとどのくらいでしょうか。
質問③:白板症は、どれぐらいの期間で形成されるのでしょうか? 現在は白苔のようなものは、擦れば剥離できます。加齢と共に癌と言う言葉を聞くことが多く、心配で心配でなりません。