最近抗精子抗体というものが存在することを知りました。
ただ産生機序については今だ不明らしく、学会誌のPDFを見ても原因は推測程度でしか語られていません。
そんな状況なのにインターネットでは「女性の性器に傷があった時に体内に精子が入り産生される可能性がある」とか訳がわかりません。
それなら子宮内膜症の患者は腹水にマクロファージが増加してサイトカインが産生され、免疫応答が活性化されその影響で精子が食われ不妊症になっているかもしれないとの事ですが、それならとっくに子宮内膜症と抗精子抗体の因果関係が示唆されて良いのでは?真っ先に抗体が出来そうな話じゃないでしょうか。
それでも発生頻度として内膜症は1割程度、抗精子抗体は稀と開きがありますよね。
炎症状態のマクロファージに触れても大丈夫な人と大丈夫ではない人がいる……
何だか抗精子抗体のことがよく解りません。
根本的に誰にでも起きる状況で個人差で起きると考えた方がよろしいのでしょうか?
自己免疫疾患と似たようなものなのでしょうか。
現状発生原因がつかめず不妊という時間かかる症状でないとスクリーニング出来ない。
検査は保険がきかない。
故に検査が遅れ、発見が遅れる。
治療にも保険がきかず多額の費用がかかる。
体外受精の全てを保険適用にしろとは到底思いませんが、こういう症例に限って検査と治療が保険適用にならないのでしょうか。