心療内科でパニック障害と診断されて2年になります。
ここまでの道は本当に長かったです。
私がタイトルに書いた「過敏性腸症候群」を発症したのは15歳頃でした。怖い先生の授業や通学時の電車に乗ったりする度に激しい腹痛を覚え、下痢は毎日でした。学校の早退も何度かしました。
大学受験のために通った予備校では「怖い先生」が多く、脅し、檄はほとんど毎日でした。ひどいときは10回以上トイレと廊下を往復し、最後には予備校に足が向かなくなってしまいました。
両親は私が腹痛で苦しいと訴えても、「朝食べて、すぐに行くからだ」「気のせい」と、病院へ連れて行ってくれませんでした。今思うと、学校の保健の先生に相談するか、保険証をこっそり持ち出してでも病院へ行けばよかったのですね。行動力のない自分が情けない限りです。悪いのは親でも「怖い先生」でもなく、全部自分の弱さです
今でも、自転車の激しいブレーキ音やボールがバウンドする音に過剰反応し、両耳をふさいでうずくまりそうになることがあります。人の怒鳴る声は今でも苦手です。
私が過敏性腸症候群を発症した頃、この病気は「病気」として認定されていたのでしょうか?今更ながらとっても気になります。
20代で就職し、電車に乗っていたら、「過敏性腸症候群 治験募集」の広告を見たときは、とても悔しく思いました。