吸入式の喘息の気管支拡張剤(サルタノールやメプチンなど)には、他の医薬品とは異なり、だいたい2年間くらいの使用期限が設定されていますが、この期限には、どのような意味があるのでしょうか?
シロウトの凡庸な頭で考えたところでは、
・期限を過ぎると、有効成分が化学反応を起こし、効能が低下する
・期限を過ぎると、成分が化学反応を起こし、有害な物質ができる
・期限を過ぎると、充填しているガスが漏れるなどして、吸入剤としての機能を十分に満たさなくなる
といった事由が思い浮びます。
当方、ずっと昔の若い頃には、酷い喘息の発作が起きたことが何度かあるものの、この20年くらいはそれほどの発作はなく、さりとて完治したわけでもなく、「ちょっと苦しいかな?」ということが年に1,2回あるかないかという程度の中途半端な喘息患者です。
若い頃、喘息のつらさはいやというほど体験しているので、いざというときのため、吸入剤を常時携帯していますが、そういう事情なので、使用することはほとんどなく、だいたいは、100回使用できる吸入剤のうち10回も使わないうちに期限がきてしまいます。
大した発作もないのに、吸入剤をもらうだけのために診察に行くのは正直言って億劫かつお金の無駄なので、いざというときのためだけなら、期限切れの吸入剤でもよいのではないかとも思いますが、他方で、期限が切れた吸入剤を使うことに一定のリスクがあるのならば、期限が切れるたびに買い換える必要があるのではないかと考えております。
専門家の方のご意見がいただければと思います。