妻が41歳2か月、初産で3537gの男児を出産しました。子供は現在11週3日です。子供は不妊治療の末、体外受精で妊娠しました。その過程で2度稽留流産をしています。妊娠経過は順調でしたが、臨月になって尿蛋白、高血圧、足のむくみ、かなりの体重増加があり、予定日過ぎても陣痛が来ず、陣痛促進剤を2日点滴しましたが、子宮口が3cmしか開かずの、緊急帝王切開でした。
出産後は育児による不規則な生活や授乳で疲れ、また、血圧が下がらず、尿蛋白も上昇したため、腎臓内科を紹介されるなどしましたが、20kg増加していた体重が2週間で一気に元に戻り、それに伴って血圧や尿蛋白も正常になりました。
さて、巷の情報で、「産後は骨盤が開くので骨盤矯正を行ったほうがいい」というのがあり、妻も気になって2回骨盤矯正に通いましたが、それによって何か体調がよくなったとか、何かが変わったとかいうことはなく、また、骨盤矯正前も骨盤のあたりがおかしいとかそのようなことは感じていませんでした。また、1週間に1度の通院で最低5回か6回は行ってもらったほうがいいと言われました。2回目の施術では、1週間前に閉じた骨盤がまた戻っていると言われました。それをまた戻したとのことでした。そこで、医師のお立場から産後の骨盤矯正について以下質問させていただきます。
1.産後はすべての女性の骨盤が開くのでしょうか?また、骨盤が開くことによって生じる症状、また、将来的に生じる症状はどのようなものですか?
2.ずばり骨盤矯正は行ったほうがいいのでしょうか?骨盤矯正は民間療法(?)にあたるため、私としてはクエスチョンマークの部分があります。また、行ったほうがいいとすれば、それはすべての産後女性ですか?それとも特定の症状等のある女性ですか?
3.その他、医師のお立場から産後の骨盤矯正についての見解をお聞かせください。
以上