ケーサプライ錠600mg

• カリウムは細胞の機能や、体液のバランスをとるのに重要な役目をし、また臓器や筋肉の働きにもかかわっています。必要なカリウムが不足した時に補います。
  通常、低カリウム血症の改善に用いられます。

主な副作用として、悪心・嘔吐、下痢、腹部不快感、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、［　］内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

• 飲み込む時の喉の痛み、激しい嘔吐・腹痛、黒色便
  [消化管の閉塞、潰瘍または穿孔]

• めまい、動悸、胸が苦しい
  [心臓伝導障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乏尿、無尿、腎機能障害、アジソン病、高カリウム血症、消化管通過障害（食道狭窄、消化管狭窄、消化管運動機能不全など）がある。

• 妊娠または授乳中

• 他に薬を使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください）。

• 通常、成人には1回2錠（主成分として1,200mg）を1日2回食後に服用しますが、年齢や症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
• 徐放錠ですので、かみ砕かずに多めの水で服用してください。

• 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

• 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

• 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

• ゴーストタブレット（有効成分が抜け出た後の殻錠）が便の中に出てくることがありますが、薬の成分であるカリウムは体の中で吸収されていますので、問題はありません。

• 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。湿気を吸収しやすいので、服用直前までPTP包装のまま保管してください。
• 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。