主な副作用として、ざ瘡様皮疹などの発疹、下痢、口内炎、皮膚乾燥・皮膚亀裂、爪囲炎などの爪の障害、食欲不振、感染症(皮膚感染、肺感染、上気道感染など)、便秘、そう痒症、貧血、悪心、嘔吐、けん怠感、発熱、疲労、味覚異常、体重減少、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 咳、息切れ、息苦しい、発熱、痰、呼吸がはやくなる、脈が速くなる、手足の爪が青紫〜暗紫色になる、唇が青紫色になる
[間質性肺疾患(間質性肺炎、肺臓炎、放射線性肺臓炎、器質化肺炎、肺線維症、急性呼吸窮迫症候群、肺浸潤、胞隔炎等)]
- 体がだるい、吐き気、嘔吐、食欲不振、発熱、上腹部痛、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、意識の低下、お腹が張る、急激に体重が増える、血を吐く、便に血が混じる(鮮紅色〜暗赤色または黒色)、疲れやすい、力が入らない
[肝炎、肝不全、肝機能障害]
- 何度も水のような便が出る、下腹部の痛み、体がだるい、発熱
[重度の下痢]
- 発熱、全身の発赤、皮膚・粘膜のただれ、水ぶくれ、にきびのような発疹、爪のまわりの痛み・熱感・赤み・腫れ、皮膚の乾燥、皮膚のひび割れ、皮膚に穴ができた状態、かゆみ
[重度の皮膚障害]
- 発熱、目の充血やただれ、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、皮膚が広い範囲で赤くなり、破れやすい水ぶくれが多発、粘膜のただれ、関節や喉の痛み
[皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、多形紅斑]
- 吐き気、嘔吐、寒気、発熱、激しい腹痛、ふらつき、息切れ、意識の低下、吐いた物に血が混じる(赤色〜茶褐色ときに黒色)、腹痛、胃がむかむかする、黒い便が出る、便に血が混じる
[消化管穿孔、消化管潰瘍、消化管出血]
- 急速な視力の低下、目のかすみ、目の痛み、目の異物感、まぶしい、涙がでる、あたたかい涙、目の充血、視力の低下
[角膜穿孔、角膜潰瘍]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。