ベトプティックエス懸濁性点眼液0.5％

• β受容体を遮断し、房水とよばれる目の中の液の産生を減らすことにより、目の中の圧力（眼圧）を下げ、視野の悪化を抑えます。
  通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

主な副作用として、点眼時の眼刺激症状（しみる感じ、灼熱感、目の痛み、異物感および不快感など）などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

• 結膜充血、発熱、易疲労感、頭痛、吐き気、咳、息苦しさ
  [眼類天疱瘡、全身性エリテマトーデス、脳虚血、脳血管障害、心不全、洞不全症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心不全、洞性徐脈、房室ブロック、心原性ショック、糖尿病、喘息、気管支痙攣、閉塞性肺疾患がある。コンタクトレンズを使用している。

• 妊娠または授乳中

• 他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。

• 通常、1回1滴を1日2回点眼しますが、症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
• 点眼用以外に使用しないでください。
• キャップを閉じたままよく振ってからキャップを開けて点眼してください。
• 点眼のとき、原則として仰向けの姿勢でまぶたを開けて点眼してください。
• 点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意してください。

• 使い忘れた場合は、気がついた時、すぐに1回分を点眼してください。ただし次に点眼する時間が近い場合には点眼せず、次の通常の時間に1回分を点眼してください。2回分を一度に使用してはいけません。

• 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。

• 医師の指示なしに、自分の判断で使用するのを止めないでください。

• 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて、室温（1〜30℃）で保管してください。
• 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。開封後4週間経過した場合は残液を使用しないでください。

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。