服用に際して、この添付文書をよくお読みください。
また、必要なときに読めるよう大切に保管してください。
「潤肺糖漿」は、清の時代の鄭梅澗著「重楼玉ヤク」巻上(1817年)に養陰清肺湯として記されたものを原典とするお薬です。養陰清肺湯は、後に改良が加えられ、多用される処方の一つとして1963年版より中華人民共和国薬典に収載されています。
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
〔関係部位〕 〔症 状〕
皮 膚 : 発疹・発赤、かゆみ
消化器 : 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部圧迫感
精神神経系 : めまい
3.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
のどの痛み、せき
次の量を1日2回、水でうすめて服用してください。(添付計量カップ使用)
〔 年 齢 〕 大人(15才以上)
〔1回の服用量 〕 10mL
〔1日の服用回数〕 2回
〔 年 齢 〕 15才未満
〔1回の服用量 〕 5mL
〔1日の服用回数〕 2回
<用法・用量に関連する注意>
(1)生後3ヵ月未満の乳児には服用させないでください。なお、生後3ヵ月以上であっても2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)定められた用法・用量を厳守してください。水でうすめる目安は2~5倍程度です。
本品1日量(20mL)中
生薬混合エキス・・・・・・・・・・・・・・・・3.4g
(ジオウ(地黄)・・・・・・・・1.67g
ボタンピ(牡丹皮)・・・・・・0.67g
シャクヤク(芍薬)・・・・・・0.67g
カンゾウ(甘草)・・・・・・・0.33g
バクモンドウ(麦門冬)・・・・・1.0g
ハッカ(薄苛)・・・・・・・・0.42g
ゲンジン(玄参)・・・・・・・1.33g)
バイモエキス・・・・・・・・・・・・・・・・0.17g
(バイモ(貝母)・・・・・・・・0.67g)
添加物として、単シロップ、安息香酸Na、パラベン、エタノールを含有する。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない、なるべく涼しい所に密栓して立てて保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり、品質が変わる。)
(4)本剤は生薬製剤のため、まれに沈殿を生ずる場合がありますが、薬効には変わりありません。よく振ってから服用してください。
(5)服用のつど、瓶の口をよく拭いてからキャップをしめてください。
(6)添付の計量カップは、服用のつど、水洗いなどして常に清潔に保管してください。
(7)使用期限内に服用してください。また、使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
(8)本剤の甘味成分がキャップに付着して開かないことがあります。このような場合は、キャップ部を約40℃の温湯にしばらく浸してから開けてください。
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