ご使用に際して、この説明書を必ず読んでください。また、必要なときに読めるよう、大切に保管してください。裏面の用法・用量、関連する注意、保管、取扱い上の注意をよく読んでください。
ベンツナール坐薬は便秘のときに肛門から直腸内に挿入することにより、排便を促しお通じを楽にさせます。挿入後、早い場合は直ちに、通常3~5分で便意が現れます。(症状の程度や体調によりそれ以上かかることがあります)便意が現われても1~3分ぐらいがまんしてから排便してください。
滞留便を出すことができるので、頑固な便秘にお役立てください。
前夜と翌朝に使うと、旅行などに気分よく出かけられます。介護を必要とする方に便利に使っていただけます。坐薬ですから胃腸障害を起こしません。
連用しないでください。
(常用すると、効果が減弱し(いわゆる“なれ”が生じ)薬剤にたよりがちになります。)
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(流早産の危険性があるので使用しないことが望ましい。)
(3)本人又は家族がアレルギー体質の人。
(4)薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。はげしい腹痛、悪心・嘔吐
2.次の場合は、使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
2~3回使用しても排便がない場合
次の症状があらわれることがあります。 肛門部の刺激感、腹部不快感、腹痛
便秘
12歳以上 1回1個を直腸内に挿入し、それで効果のみられない場合は
さらにもう1個を挿入してください。
ただし、1日2個を限度としてください。
12歳未満 使用しないこと
<用法・用量に関連する注意>
1.本剤使用後は、便意が強まるまで、しばらくがまんしてください。
(使用後、すぐに排便を試みると薬剤のみが排出され、効果がみられないことがあります。)
2.小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
3.本剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用してください。また硬すぎる場合には、軟らかくなった後に使用してください。
4.肛門にのみ使用してください。
5.定められた用法・用量を厳守してください。
6.坐薬のとり出し方
1個をミシン目から切りはなし、合わせ目を左右に引きはがして坐薬をとり出してください。
太い方を先にして肛門から直腸内に挿入し、押し込んでください。
坐薬を肛門に挿入する際、肛門内に充分に深く指で押し込むよう(指の第一関節程度の深さ)にして挿入してください。挿入が浅いと坐薬がそのまま排出されてしまい効果が発揮できない場合があります。挿入時、指先にティッシュペーパー等を用いて挿入すれば指先を汚すことが防げます。
1日量・2個(3.3g)中
ビサコジル・・・・・・・20mg
添加物としてハードファットを含有します。
1.直射日光の当たらない湿気の少ない30℃以下の涼しい所に保管してください。
2.小児の手の届かない所に保管してください。
3.他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わることがあります。)
4.使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
便秘対策しましょう
●規則的な排便の習慣をつけることが大切です。
毎日、時間を決めてトイレに入るようにしましょう。
●便意をもよおしたときは、がまんせずにトイレに行くようにしましょう。
●野菜など繊維質の多い食物と水分を多くとるようにしましょう。
●適度な運動や腹部マッサージなどを行いましょう。
●朝、起きて冷たい水や牛乳などを飲むと便意をもよおしやすくなります。
坐薬の先が下になるよう立てて保管してください。万一、高温により柔らかくなっても変形を防ぐことができます。
大木製薬株式会社 お客様相談室
東京都千代田区神田鍛冶町3-3
03-3256-5051
9:00~17:00(土、日、祝日を除く)