この添付文書は、服用の際にはよく読み、大切に保管してください。
「のどの痛み」や「発熱」などのつらいかぜ症状は、のどの「炎症」が原因となって起こります。したがって、「炎症」を鎮めることがつらいかぜ症状を抑える上で重要です。
本剤はつらいかぜ症状の原因となる「炎症」に効果的に働く「トラネキサム酸」、「イブプロフェン」、さらにその働きを高める「無水カフェイン」を同時配合した総合かぜ薬です。
本剤をおのみになりますと、かぜのもとになるのどの「炎症」が抑えられ、さらには各種の有効成分が働いて、かぜのつらい諸症状がやわらぎラクになってまいります。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
①次の人は服用しないでください
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
(3)15歳未満の小児。
(4)出産予定日12週以内の妊婦。
②本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください
他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)、トラネキサム酸を含有する内服薬
③服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気等があらわれることがあります。)
④授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください
⑤服用前後は飲酒しないでください
⑥5日間を超えて服用しないでください
①次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。 高熱、排尿困難
(6)次の診断を受けた人。 甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、緑内障、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎)、血栓症を起こすおそれのある人、呼吸機能障害、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症
(7)次の病気にかかったことのある人。 胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病
②服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
〔関係部位〕 〔症 状〕
皮 膚 : 発疹・発赤、かゆみ、青あざができる
消化器 : 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、
胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便
精神神経系 : めまい
循環器 : 動悸
呼吸器 : 息切れ
泌尿器 : 排尿困難
その他 : 目のかすみ、耳なり、むくみ、鼻血、歯ぐきの出血、出血
が止まりにくい、出血、背中の痛み、過度の体温低下、
からだがだるい
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
〔症状の名称〕ショック(アナフィラキシー)
〔症 状〕服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、
のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
〔症状の名称〕皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、
中毒性表皮壊死融解症
〔症 状〕高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲
の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。
〔症状の名称〕肝機能障害
〔症 状〕発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、
全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
〔症状の名称〕腎障害
〔症 状〕発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛
(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
〔症状の名称〕無菌性髄膜炎
〔症 状〕首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐等があ
らわれる。(このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は
混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
〔症状の名称〕間質性肺炎
〔症 状〕階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しく
なる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続
したりする。
〔症状の名称〕ぜんそく
〔症 状〕息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわ
れる。
〔症状の名称〕再生不良性貧血
〔症 状〕青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、
疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があ
らわれる。
〔症状の名称〕無顆粒球症
〔症 状〕突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
〔症状の名称〕呼吸抑制
〔症 状〕息切れ、息苦しさ等があらわれる。
③服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください 便秘、口のかわき、眠気
④5~6回服用しても症状がよくならない場合(特に熱が3日以上続いたり、また熱が反復したりするとき)は服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
かぜの諸症状(のどの痛み、発熱、悪寒、頭痛、せき、たん、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
下記の量を食後なるべく30分以内に水又は温湯で服用してください。
〔 年 齢 〕 成人(15歳以上)
〔1 回 量 〕 3錠
〔1日服用回数〕 3回
〔 年 齢 〕 15歳未満の小児
〔1 回 量 〕 服用しないこと
〔1日服用回数〕 服用しないこと
<用法・用量に関連する注意>
①用法・用量を厳守してください。②錠剤の取り出し方:錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用してください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります。)
9錠中
●イブプロフェン 450mg●トラネキサム酸 750mg●d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mg●ジヒドロコデインリン酸塩 24mg●dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg●グアイフェネシン 250mg●無水カフェイン 75mg
〔添加物〕クエン酸、カルメロースCa、乳糖、無水ケイ酸、ケイ酸Ca、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、トリアセチン、酸化チタン、黄色五号、カルナウバロウ
①高温をさけ、直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。②小児の手の届かない所に保管してください。③他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)④PTPのアルミ箔が破れたり、中身の錠剤が破損しないように、保管及び携帯に注意してください。⑤使用期限(外箱に記載)をすぎた製品は服用しないでください。
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