服用に際して、この説明書を必ずお読みください。また、必要な時に読めるよう大切に保管してください。
この漢方薬は、中国宋代に著された『厳氏済生方』の≪水腫論治≫項に記載されている「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」に基づいて製剤化されたエキス丸剤です。「牛車腎気丸」は、「加味腎気丸(かみじんきがん)」とも言われ、腎気を強める薬剤として知られている「八味地黄丸(はちみじおうがん)」に牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)が加えられたものです。本剤は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇がある方の下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に効果があります。
1.次の人は、服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人
(4)のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人
(5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
〔関係部位〕 〔症 状〕
皮 膚 : 発疹・発赤、かゆみ
消化器 : 食欲不振、胃部不快感、腹痛
その他 : 動悸、のぼせ
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
〔症状の名称〕間質性肺炎
〔症 状〕階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しく
なる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続
したりする。
〔症状の名称〕肝機能障害
〔症 状〕発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、
全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
下痢
4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの次の諸症:
下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)
次の量を1日3回水又は白湯で服用してください。
〔 年 齢 〕 大人(15歳以上)
〔1回の服用量 〕 8丸
〔1日の服用回数〕 3回
〔 年 齢 〕 15歳未満
〔1回の服用量 〕 服用しないでください。
〔1日の服用回数〕 服用しないでください。
<服用に際しての注意>
(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)本剤は15歳未満の小児には服用させないでください。
大人(15歳以上)1日の服用量24丸中に下記成分及び分量より得た牛車腎気丸料エキス末(症候別治療、1/2量)2.4gを含有します。
〔成分〕 〔含有量〕 〔成分〕 〔含有量〕
ジオウ・・・・・・・・2.5g ボタンピ・・・・・・・1.5g
サンシュユ・・・・・・1.5g ケイヒ・・・・・・・・0.5g
サンヤク・・・・・・・1.5g ゴシツ・・・・・・・・1.5g
タクシャ・・・・・・・1.5g シャゼンシ・・・・・・1.5g
ブクリョウ・・・・・・1.5g ブシ・・・・・・・・0.25g
※添加物として、バレイショデンプン、滑石を含有します。
<成分に関連する注意>
本剤は天然物(生薬)を用いていますので、丸薬の色や味が多少異なることや、丸薬がくっつくことがあります。
(1)小児の手の届かないところに保管してください。
(2)直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
(3)誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れ替えないでください。
(4)この文書は、本剤を服用の際に必要な注意事項等が記載されていますので、大切に保管してください。
(5)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
イスクラ産業株式会社 お客様相談室
〒103-0027 東京都中央区日本橋1-14-2
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