ご使用に際して、この説明文書を必ずお読みください。
また、必要な時に読めるように大切に保管してください。
●「防風通聖散」は、漢方の古典といわれる中国の医書「宣明論」に収載されている薬方です。
●便秘がちで、腹部に皮下脂肪が多い方の肥満症、肥満に伴う便秘などに効果があります。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください
他の瀉下薬(下剤)
2.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(4)胃腸が弱く下痢しやすい人
(5)発汗傾向の著しい人
(6)高齢者
(7)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
(8)次の症状のある人
むくみ、排尿困難
(9)次の診断を受けた人
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
〔関係部位〕 〔症 状〕
皮膚 : 発疹・発赤、かゆみ
消化器 : 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹部膨満、はげし
い腹痛を伴う下痢、腹痛
精神神経系 : めまい
その他 : 発汗、動悸、むくみ、頭痛
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。
その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
〔症状の名称〕間質性肺炎
〔症 状〕階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しく
なる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続
したりする。
〔症状の名称〕偽アルドステロン症、ミオパチー
〔症 状〕手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、
筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
〔症状の名称〕肝機能障害
〔症 状〕発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、
全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
下痢、便秘
4.1ヵ月位(便秘に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
5.長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
〔 年 齢 〕 成人(15才以上)
〔1 回 量 〕 4錠
〔1日服用回数〕 3回
〔 年 齢 〕 15才未満
〔1 回 量 〕 服用しないこと
〔1日服用回数〕 服用しないこと
成人1日の服用量12錠(1錠340mg)中、次の成分を含んでいます。
防風通聖散料エキス粉末・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2,850mg
〔トウキ・シャクヤク・センキュウ・サンシシ・レンギョウ・ハッカ・ケイガイ・ボウフウ・マオウ各0.6g、ビャクジュツ・キキョウ・オウゴン・カンゾウ・セッコウ各1.0g、乾燥硫酸ナトリウム0.375g、ショウキョウ0.2g、ダイオウ0.75g、カッセキ1.5gより抽出。〕
添加物として、二酸化ケイ素、クロスCMC-Na、クロスポビドン、ステアリン酸Mgを含有する。
<成分に関連する注意>
本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、錠剤の色が多少異なることがあります。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(ビン包装の場合は、密栓して保管してください。なお、ビンの中の詰物は、輸送中に錠剤が破損するのを防ぐためのものです。開栓後は不要となりますのですててください。)
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は服用しないでください。
(5)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。
〔健康アドバイス〕
●食事はバランスよく
毎日の便通は健康のバロメーターです。食べ過ぎや偏食を避け、バランスのとれた食事を心がけましょう。特に食物繊維を多く含んだ野菜、芋類、豆類、根菜類などをとりましょう。
●食事はゆっくりよくかんで
早食い・ドカ食い・欠食といった食パターンは、栄養のバランスをくずし肥満の原因になります。ゆっくりとよくかんで食べるほうが、少量でも満腹感が得られます。
●適度な運動をしましょう
適度な運動は、血液循環を高めて腸の働きを活発にします。スポーツは、心地よい肉体疲労とともに、ストレス解消にもつながります。
本剤について、何かお気づきの点がございましたら、お買い求めのお店又は下記までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
クラシエ薬品株式会社 お客様相談窓口
東京都港区海岸3-20-20(〒108-8080)
(03)5446-3334
10:00~17:00(土、日、祝日を除く)