使用前にこの説明書を必ずお読みください。
また、必要な時に読めるよう保管してください。
◆レーバンH坐剤は、痔による痛み・出血・はれ・かゆみの症状に有効な6種の成分を配合した小さくて使いやすい痔の治療薬です。
◆レーバンH坐剤は体温ですみやかに溶けて患部に直接作用するようにつくられています。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.次の人は使用しないでください
(1)本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)患部が化膿している人。
2.長期連用しないでください
1.次の人は使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人 むくみ。
(6)次の診断を受けた人 腎臓病、高血圧、心臓病。
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
〔関係部位〕 〔症 状〕
皮膚 : 発疹・発赤、かゆみ、はれ
その他 : 刺激感、化膿
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
〔症状の名称〕ショック(アナフィラキシー)
〔症 状〕服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、
のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
〔症状の名称〕偽アルドステロン症、ミオパチー
〔症 状〕手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、
筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3.10日間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血の緩和
次の量を肛門内に挿入してください。
〔 年 齢 〕 成人(15歳以上)
〔1 回 量 〕 1個
〔1日使用回数〕 1~2回
〔 年 齢 〕 15歳未満
〔1 回 量 〕 使用しないこと
〔1日使用回数〕 使用しないこと
<用法及び用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)本剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用してください。また、硬すぎる場合には、軟らかくなった後に使用してください。
(3)肛門にのみ使用してください。
1個(1.2g)中
〔成 分〕 ヒドロコルチゾン酢酸エステル
〔含 量〕 5mg
〔はたらき〕 局所の炎症をおさえ、はれ・かゆみをしずめます。
〔成 分〕 リドカイン
〔含 量〕 60mg
〔はたらき〕 局所の痛み、かゆみをしずめます。
〔成 分〕 トコフェロール酢酸エステル
〔含 量〕 50mg
〔はたらき〕 末梢の血行をよくし、うっ血を改善します。
〔成 分〕 アラントイン
〔含 量〕 10mg
〔はたらき〕 組織を修復して、傷の治りを早めます。
〔成 分〕 グリチルレチン酸
〔含 量〕 20mg
〔はたらき〕 局所の炎症をおさえ、かゆみをしずめます。
〔成 分〕 l-メントール
〔含 量〕 9mg
〔はたらき〕 局所に清涼感をもたらします。
添加物として、ハードファットを含有します。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない30℃以下の涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)保管する場合は、坐剤の先を下にむけて外箱に入れ、外箱のマークに従って立てて保管してください。
(4)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
(5)使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
〔坐剤のとりだし方・挿入法〕
①1個をミシン目から切りはなして、合わせ目を左右に引きはがして坐剤をとり出してください。
②坐剤の底を持ち、先から肛門内に入るまで、指で十分に押し込んでください。
・排便時の痛みが激しいときは、排便の前に挿入しておくと、痛みをやわらげ便の通りをよくします。
・坐剤が外に出ないよう挿入直後の激しい運動はなるべく避けるようにして下さい。
・挿入後の排便時に油のようなものが出ることがありますが、これは油脂性基剤の溶けたものですから心配ありません。
〔治療のポイント〕
●排便後はレーバンGローションで清拭して、肛門を常に清潔にしましょう。
●入浴は患部の血行を改善するので、毎日入るよう心がけましょう。
●便秘や下痢をしないよう心がけましょう。特に便秘の時には、煮た野菜や海藻類・果物等を多く食べ、便通をととのえましょう。
●アルコール類・刺激物(からし、わさび等)を多くとると、症状を悪化させることがあるので、なるべくひかえましょう。
●すわり続ける等、同じ姿勢で長くいると、肛門部がうっ血するため、症状を悪化させやすいので、時々体操や散歩等をして、体を動かしましょう。
本品についてのお問い合わせはお買い求めのお店または下記にお願い致します。
万協製薬株式会社「お客様相談室」
三重県多気郡多気町五桂1169-142
0598-30-5376
10:00~17:00(ただし、土、日、祝祭日は除きます。)