この説明書は本剤とともに保管し服用に際しては必ずお読み下さい
乗物に乗ると、酔って気分が悪くなり、吐き気やめまいを催す人がいます。これは体内に速度や振動を感受する器官があり、これが異常に刺激されて“酔う”と言われています。
★テオラミン液と乗物酔いの諸症状
本剤中の臭化水素酸スコポラミンはこの異常に刺激された部分を鎮静し、すみやかに不快感を除く作用を持っています。
しかも乗物酔いは、心臓に負担をかけやすいので、あらかじめ無水カフェインを配合して心臓の働きを強めておきます。と同時に臭化水素酸スコポラミンの副作用の一つである眠気を弱めます。
このように組み合わされた本剤は乗物酔いを未然に防ぐだけでなく、酔いを感じてからも鎮める作用を有していますし、さわやかな香りと共に気分を爽快にしてくれます。
テオラミン液は10mLの茶色の瓶に入った無色透明の液剤です。
1.次の人は服用しないで下さい。
7歳未満の児童。
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないで下さい
他の乗物酔い薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、
抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬、アレルギー用薬)
3.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります。)
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談して下さい
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)本人又は家族がアレルギー体質の人。
(5)薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。 排尿困難
(7)次の診断を受けた人。 緑内障 心臓病
2.次の場合には、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい
服用後、次の症状が現れた場合。
〔関係部位〕 : 〔症 状〕
皮 ふ : 発疹・発赤、かゆみ
精神神経系 : 頭痛
その他 : 顔のほてり、排尿困難、異常なまぶしさ
3.次の症状があらわれることがありますので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談して下さい
口のかわき、便秘
適応症
乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和
乗物酔いの予防には次の1回量を乗車船30分前に服用して下さい。
〔年 齢〕 〔1回量〕
成人(15歳以上) 1 瓶
7歳以上15歳未満 1/2瓶(5mL)
なお、症状発現時に追加服用する場合には上記1回量を4時間以上の間隔をおいて服用して下さい。1日の服用回数は2回を限度として下さい。
<用法・用量に関する注意>
本剤は7歳未満の児童には服用させないで下さい。
〔成 分〕 〔6錠中〕
臭化水素酸スコポラミン 0.25mg
〔作 用〕 酔いを感じる器官の働きを遮断します。
無水カフェイン 25mg
〔作 用〕 心臓の働きを強めるとともに眠気を防止します。
添加物:白糖、dl-リンゴ酸、デヒドロ酢酸ナトリウム及び香料
(1)直射日光の当たらない涼しいところに保管して下さい。
(2)小児の手の届かないところに保管して下さい。
(3)他の容器に入れ替えないで下さい。
<乗物酔いをさけるための注意>
★乗物酔いをさけるために、次のことにも注意して下さい
1.乗物に乗る前夜は睡眠を十分とって下さい。
2.揺れが少ない前方の席や窓際の席に座って下さい。
3.おしゃべりやゲームで気分を楽にして下さい。
4.食べ過ぎ飲み過ぎは止めましょう。
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