この説明文書は服用前に必ずお読みください。また、必要な時に読めるよう大切に保管してください。
乗物酔いは、動揺病又は加速度病ともいわれ、なれない速度や動揺を受けることによって、からだの平衡機能をつかさどっている内耳の迷路器官(三半規管や前庭器官)が刺激されて興奮し、正しいバランスを保てなくなって起こるといわれています。
セイブ内服液は、迷路器官や嘔吐中枢に作用する薬剤を配合し、乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和に効果を発揮する内服液です。予防には乗車船30分から1時間前に、また、気分が悪くなってからでもすぐに服用すれば効果を発揮します。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないこと
他の乗物酔い薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、アレルギー用薬等)
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある。)
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。
排尿困難
(6)次の診断を受けた人。
緑内障、心臓病
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
〔関係部位〕 : 〔症 状〕
皮 膚 : 発疹・発赤、かゆみ
精神神経系 : 頭痛
泌尿器 : 排尿困難
その他 : 顔のほてり、異常なまぶしさ
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
〔症状の名称〕再生不良性貧血
〔症 状〕青あざ、鼻血、歯ぐきの出血,発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
〔症状の名称〕無顆粒球症
〔症 状〕突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
口のかわき、便秘、眠気、目のかすみ
乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和
〔 年 齢 〕 成人(15才以上)
〔1 回 量 〕 1瓶(20mL)
〔1日服用回数〕 1日2回を限度として服用してください。服用間隔は4時間以上
おいてください。ただし乗物酔いの予防には、乗車船30分から
1時間前に服用してください。
〔 年 齢 〕 15才未満
〔1 回 量 〕 服用しないでください。
〔1日服用回数〕 服用しないでください。
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)食前・食後にかかわらず服用できます。
20mL中
〔成 分 名〕 〔含 量〕
スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.24mg
〔作 用〕 乗物酔いの原因となる自律神経の興奮を抑え、めまい・吐き気
などを抑えます。
クロルフェニラミンマレイン酸 4mg
〔作 用〕 中枢神経を抑制し、乗物酔いによるめまい・吐き気を抑えます。
無水カフェイン 30mg
〔作 用〕 脳血管を収縮させることによって乗物酔いによる頭痛などを抑
えます。
添加物:D-ソルビトール、白糖、クエン酸水和物、メタリン酸Na、安息香酸Na、パラベン、アルコール、香料
(1)直射日光の当たらない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください
(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)使用期限をすぎた製品は服用しないでください。
〔乗物酔い対策〕
○前夜は、睡眠を十分にとりましょう。
○食べすぎや、極度の空腹は避けましょう。
○前方の席や窓際の席を選び、後ろ向きの座席は避けましょう。
○楽な姿勢で遠くの景色を見たり、おしゃべりをするなどゆったりとした気分で過ごしましょう。
○ゆったりとした衣服を身につけましょう。
製品についてのお問い合わせは、お買い求めのお店又は下記にお願い申し上げます。
小林薬品工業株式会社 お客様相談室
東京都中央区日本橋箱崎町40番6号
058-278-3933
10時~16時(土、日、祝日を除く)