この説明書は、お薬とともに保管し、服用の際には、必ずお読みください。
[救心漢方]四逆散は、漢方医学の原典といわれる「傷寒論」に記載されている「四逆散」を製剤化したものです。「四逆散」は、胸腹部に「胸脇苦満」と呼ばれるつまったような重苦しさがあり、胃やお腹の痛み、膨満感、食欲不振などがあるものに用いられます。また、「肝気鬱結」という一種の神経症状に用いられ、不安や不眠などがあって、ストレスや精神的な緊張からみぞおちがつかえたり、胃やお腹がキリキリ痛むものに効果を現
わします。本方は、散(粉末)としても、煎液(エキス)としても用いられますが、[救心漢方]四逆散は、それぞれの特長を生かすために、粉末とエキスの両者を配合し、これをのみやすい散剤としたものです。
◆[救心漢方]四逆散は、次のような症状を目標として使用すると、すぐれた効きめを発揮します。
◇胸腹部につまったような重苦しさがある
◇不安や不眠からくる胃炎に
◇ストレスや精神的な緊張により胃やお腹がキリキリ痛む
〔守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる〕
次の人は服用しないこと
生後3カ月未満の乳児
1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(4)高齢者
(5)次の症状のある人
むくみ
(6)次の診断を受けた人
高血圧、心臓病、腎臓病
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
〔症状の名称〕 : 〔症 状〕
偽アルドステロン症、 : 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、
ミオパチー 脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3.1ヵ月位(胃炎、胃痛、腹痛に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
4.長期連用する場合には、医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
体力中等度以上で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに不安、不眠などがあるものの次の諸症:胃炎、胃痛、腹痛、神経症
食前または食間に水またはお湯で服用すること
食間とは…食後2~3時間を指します。
年 齢 1回量 服用回数
大人(15才以上) 1包 1日3回
7~14才 2/3包 1日3回
4~6才 1/2包 1日3回
2~3才 1/3包 1日3回
2才未満 1/4包 1日3回
(1)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること
(2)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させること
3包(1包2g)中、
下記生薬の抽出乾燥エキス(四逆散料乾燥エキス)1,600mg及び粉末(四逆散末)3,000mgを含有します。
四逆散料乾燥エキス
サイコ 2.5g
シャクヤク 2.0g
キジツ 1.0g
カンゾウ 0.75g
四逆散末
サイコ 0.75g
シャクヤク 0.75g
キジツ 0.75g
カンゾウ 0.75g
添加物としてコメデンプン、部分アルファー化デンプン、セルロース、無水ケイ酸を含有します。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること
(2)小児の手の届かない所に保管すること
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる。)
(4)1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用すること
(5)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと
製品についてのお問い合わせは、お買い求めのお店、または下記までお願いいたします。
救心製薬株式会社 お客様相談室
東京都杉並区和田1-21-7
03-5385-3211(代表)
9:00~17:00(土、日、祝日、弊社休業日を除く)