早期胃がんESD2回目の処置術及びその病理所見の解説と今後のフォローのあり方について
ESD処置術の解説写真添付。
病理所見 胃角小弯部ESD
L、Less42*27*2mm Type0-2c 7*4mm tub1 pt1a(M) pul0 Ly0 V0 pHM0(8mm) pVM0(1mm)
組織学的に腫大した核を有する異形細胞が主として不整な管状構造を形成しながら増殖しています。高分化型管状線癌を考えます。腫瘍は粘膜固有層に留まっています。垂直断端、水平断端はいずれも陰性です。腫瘍から離れた胃粘膜の1ヵ所において限局性の粘膜筋板の肥厚を認め、生検瘢痕などの病変と考えます。同部に上皮の異形は目立ちません。
早期胃がんのESD処置術は1.5年前にもありました。
早期がん、幽門前庭部の中分化~高分化の腺がんで完全除去でした。フォロー半年から1年ごとに内視鏡を行っておりましたところ新たに異所性の早期胃がんが発見されました。萎縮性胃炎O-2で逆流性食道炎やヘルニアも併発しております。除菌は15年前に実施し、2年前も呼気検査で陰性確認済みです。
本事例の場合のアスクドドクター専門医からのESD処置術及び病理所見の解説と今後のフォローのあり方についてご教導をお願い申し上げます。