私の母(71才)のことでお伺い致します。
骨折で入院中に血栓がとんで,入院中の病院内で1回目の心肺停止になりました。体も丈夫で,全くの健康体でしたので,直ぐに蘇生ができ,その後救急車で循環器系の病院に移送されました。
しかし,静脈にフィルターを入れる手術中に第2回目の心肺停止になりました。これも,運良く蘇生でき,人工心肺を外して,集中治療室を出た日には,意思疎通もしっかりでき,手足も自由に動かせられる状態でした。
しかし,個室に移ったその日の夜に,誤嚥か血栓によるものか定かではありませんが,3回目の心肺停止になりました。
3回目の蘇生は,2回目のときよりも,はるかに早かったとお医者様は言って頂きましたが,蘇生後の血圧が70程度と極めて低い状態が2日程続きました。90%の濃度の酸素も送って頂き,高カロリーの栄養源も点滴して下さってはいました。
毒素を取り除くためと,出る以上の液体を体に入れて,パンパンに体がふくれあがったところで撮影したCTを見ると,2回目の心肺停止後に撮影したCTと見くらべて,はっきりと差が見られました。検査の専門の先生の意見として,「低酸素脳症の可能性がある。」とのことでした。3回目の蘇生後は,肺炎にまでかかり,集中治療室にトータルで40日以上入院していました。
対光反射はあります。面会の時,目を開けていることもあれば,目を閉じていても,呼びかければ,目を覚まします。お医者様も,足がときどき動いている。看護師さんも,鼻から流動食を入れ始めてからは,きれいなうんこが出ていると言われています。熱も,徐々に下がり始め,明日には,個室に代わる予定です。
循環器がご専門の主治医の先生は,今は,「まだ低酸素脳症と決まった分けではない。」「MRTや脳波もとって,総合的にどのような治療,リハビリを行うか考えなければならない。」と,おっしゃっています。
少しは,希望をもっても良さそうでしょうか。