狂犬病ワクチンの効果について。
person20代/男性 -
狂犬病ワクチンの効果について、このワクチンを接種することによってできる抗体は、
- 発症を抑えるだけでなく、体内に存在するウイルス粒子を不活化することはできるか。
- 不活化ができないとしたら、一度感染を疑われる動物との接触があった場合には生涯にわたって発症を抑えるために定期的にワクチン接種を受けなければならないか。
をお聞きしたいです。
2020年2月にモロッコに旅行に行った際に、シェフシャウエンという街のレストランで猫に指を噛まれました。噛まれた当時は狂犬病の恐ろしさや感染するリスクを知らず、楽観視していましたが、同行した友人にそれらを教えてもらい、念のため帰国した日(噛まれて4日後)に第一回の狂犬病ワクチンの接種(ラビピュール筋注用)を行いました。その後、3,7,14,30日後の合計5回の接種を受けました。
しかし、それ以降も感染および発症のリスクが不安で狂犬病について何度も調べました。分かったこととしては、
- 狂犬病ワクチンは一般にあくまで「発症を抑える」との記載しかない。
- 一般にウイルス粒子は生物ではないので、アルコールなどの外的な刺激などにより不活化さえしなければ長い間感染能力を持ちうる。
- 狂犬病についても、潜伏期間が長い場合には一般に言われている1-3ヶ月だけでなく、1年後に発症する例もある。
- ワクチンによって獲得した抗体価は、時間と共に減衰していく。
- 同じ接種回数でも獲得できる抗体価には個人差がある。
ということでした。
これらの情報に基づいて判断すると、
- 私の体質によっては、抗体価が発症を予防できる値として十分でない可能性がある。
- 発症は予防できているが、体内のウイルス粒子を不活化はできておらず、抗体価が時間と共に減衰した後に発症リスクがある。
と考えています。
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