サブクリニカルクッシング症候群の疑いによる手術や経過観察の判断
person50代/男性 -
<経緯>
昨年秋の健康診断により、左副腎に24mm程度の腫れがわかりました。
現在、居住する市民病院の内分泌糖尿病科を受診中です。
血液検査、CT、MRI、デキサメタゾンによる副腎皮質負荷試験(1及び8mg)、CRH試験、骨密度測定等を行いました。
<検査結果>
血液検査:高血圧などの異常はなし
CT、MRI:左副腎に24mmの腫瘍を認めるが、良性と認める。
副腎皮質負荷試験
1mg→ACTH:1.5、コルチゾール:6.2
8mg→ACTH:1.5、コルチゾール:5.8
負荷試験ないとき→ACTH:4.2、コルチゾール:8.6
CRH試験(前、30分、60分、90分)
ACTH:4.2、12.3、12.4、8.5
コルチゾール:8.6,10.4,14.9,11.6
骨塩定量検査(DEXA法)
腰椎側面L234:0.653g/cm2(YAM71%)
腰椎L234:0.810g/cm2(YAM77%)
大腿骨LNeck0.526g/cm2(YAM61%)
<医師の意見>
サブクリニカルクッシング症候群の疑いと指摘され、クッシング症候群などの病徴や高血圧などはないが、骨密度が低いことから、副腎の摘出手術を奨められました。しかし、手術は、術後のホルモン補充による体調不良がある症例があることから、手術をしないで経過観察としています(半年ごとにCTと骨密度を測定)。現在は、骨密度低下防止のためアレンドロン酸錠35mgを週1錠服用中です。骨密度低下はコルチゾールが多く出ているから影響が出ているかもしれないといわれています。
<私の意向>
手術をしないで、ストレス低下や生活改善などで、コルチゾール分泌の低下や副腎腫瘍の自然退縮を期待しているのですが、経過観察による骨密度低下など、手術しないことによるデメリットなどはありますか。
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