慢性腎臓病(CKD)患者がRA阻害薬を服用する場合の判断について
person50代/男性 -
慢性腎臓病と診断され、降圧薬のRA阻害薬も服用しています。RA阻害薬は腎保護作用があるとされている一方で、注意点も指摘されています。以下のURLは、日本心臓財団さまのサイトにあったもので、内容は『CKD患者における降圧薬使用の注意点』に関して書かれています。
https://www.jhf.or.jp/pro/hint/c5/hint007.html
ポイントは次の通りです。
『ARB投与後に血清クレアチニン値が上昇することがあります。したがって腎機能が中等度以上(eGFRが60mL/min/1.73m2未満)低下したCKD患者さんに対しては低用量のARBから始めます。開始後クレアチニン値の上昇が30%未満であれば投薬を継続、30%以上またはカリウム値が5.5mEq/L以上となるようであれば薬剤を減量ないし中止します。』
今回、お伺いしたかったことは、ARB投与後の時間が出ていないので、どれだけ時間経過した時点の30%未満なのか把握できません。しかしながら、前回のCr値と比較し、1か月後の最新Cr値の上昇が20%アップ程度(例えば、3.00→3.60)の上昇だとすれば、この20%アップはARB投与の副作用ということではなく、それ以外の理由による20%アップと考え、ARBの服用は継続するという考えで良いのでしょうか。よろしくお願いいたします。
各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。
本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。