新型コロナワクチンの4回目接種の対象者は接種を受けたほうがいい︖

  • 作成:2022/08/07

2022年8月現在、60歳以上の人、18歳以上で基礎疾患がある人や重症化リスクの高い人、医療・高齢者施設等の従事者を対象とした、新型コロナワクチンの4回目接種が実施されています。 感染急拡大に伴い、医療従事者の感染や濃厚接触者も増えており、医療体制の逼迫が懸念されています。3回目の接種率が伸び悩み、新たなウイルス変異株が出現する中、4回目接種について医師たちはどのように考えているのでしょうか。

この記事の目安時間は6分です

賛否両論新型コロナウイルス感染症

Q. 新型コロナワクチンの4回目接種の対象者は接種を受けたほうがいいと思いますか︖

65.2%
賛成

6.8%
反対

28.1%
どちらとも
いえない

調査対象:直近1か月間での勤務先におけるCOVID-19の患者の受け入れ実績がある医師2293人

調査期間:2022年7月27日~8月1日

調査方法:Webによるアンケート調査

※統計に基づく世論調査ではありません

  • 感染予防効果があり、重症化予防効果はもっと高いから【内科勤務医】

  • 定期的に接種しないと効果が落ちるのであれば、国の負担で接種できる限りは接種したほうが良い【脳・神経科勤務医】

  • 特に高齢者については、重症化のリスクが高いこと、致命率も高いこと、副反応が今後に与える影響も限定的な可能性が高いことなどから、接種をしてもよいと思われる。ただ、18-64歳については、基礎疾患を持つ患者のみの接種でよいと思われる【外科系勤務医】

  • この2年間で3回の接種を経て、リスクは限局的かつ効果も確認されている。 COVID-19がここまで流行しなくとも接種するメリットのほうが大きい【内科勤務医】

  • 感染率を大幅に下げることは難しいかもしれないが、少なくとも重症化、入院が必要な患者数を減らすことはできるのではないか。そうすれば、一般診療を圧迫することは減ると思われる【外科系勤務医】

  • 重症化して死亡するリスクとワクチンの副反応のどちらを重視するかと考えると、答えは明らかだから【消化器科開業医】

  • これまでのワクチン接種に、病原体伝播や罹患時重症化の抑制に一定の評価があるため【消化器科勤務医】

  • 現在のような急激な患者増加は、思わぬ変異を生み出す土壌となるから【内科勤務医】

  • 医療機関内の広がりも見られるから【内科勤務医】

  • 集団免疫をつけることは、流行の鈍化や変異株の抑制にもつながる【内科勤務医】

  • 3回目接種後も感染拡大があり、できる限りの発症予防対策や重症化予防をした方がいいと思うから【精神科勤務医】

  • 対象者は高齢、基礎疾患ありであり、重症化予防のため受けるべきかと思う【消化器科勤務医】

  • 余り科学的根拠がなく、莫大な費用をかけてやるべきなのか疑問が残る。欧米ではほとんど推奨されていない【呼吸器科勤務医】

  • 任意接種で十分【循環器科勤務医】

  • 感染予防効果は期待できないから【内科勤務医】

  • 変異株に使用して重症化を防げる機序がわからない【内科開業医】

  • 4回目のワクチンによる自己免疫異常の報告が増えている【内科勤務医】

  • 発症予防効果はなく、重症抑制も疑問があるため【内科勤務医】

  • 重症リスクがある人はうけた方かもしれないが、それ以外は反対【内科勤務医】

  • 年齢などでリスクが異なるため【呼吸器科勤務医】

  • 接種時期については今ではなくていい人もいると思う(3回接種で重症化はある程度防げているため)【内科開業医】

  • 安全性と有効性が不明【整形外科勤務医】

  • オミクロン株対応ワクチンを待ちたい【小児科勤務医】

  • 抗体の力価が続く期間が短すぎる【内科勤務医】

  • 現在流行しているのはオミクロン株であり、変異株には弱いワクチンを打つ必要はあまりないと思います。しかし、高齢者は中和抗体もすぐに減少するといわれてますので、高齢者のみ接種すべきと考えてます。中和抗体価を調べて接種すべきかどうか判断するように勧めます【外科系勤務医】

  • 3回と4回で有意差はないかも知れないから【耳鼻咽喉科勤務医】

  • リスクに比べてベネフィットがそこまで上回ると考えないから【循環器科勤務医】

  • 判断する材料が不十分【内科勤務医】

  • 高齢者、免疫低下の方に限る方がよい【脳・神経科勤務医】

  • 高齢者は重症化予防に必要ですが、それ以外はどちらとも言えないと思います【内科勤務医】

  • 弱毒化しており、必ずしも重症化予防が必要ではないため【脳・神経科勤務医】

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