新型コロナワクチンの4回目接種の対象者から、「接種しなくてもいい?」と問い合わせがあった場合、どう答える?
- 作成:2022/08/07
新型コロナワクチンの4回目接種は、「重症化しやすい人の重症化リスクを軽減させること」を目的とし、対象者が限定されています(2022年8月7日現在)。海外の研究では、3回目の接種から4カ月以上経過した60歳以上への4回目接種は重症化を予防する効果が維持されたとの報告もありますが(※)、接種は強制的なものではありません。4回目の接種をしなくてもいいか問い合わせがあった際、医師たちはどのように回答するのでしょうか。 (※)参照:https://www.kantei.go.jp/jp/content/000105843.pdf"
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Q. 新型コロナワクチンの4回目接種の対象者から、「接種しなくてもいい?」と問い合わせがあった場合、どう答える?
60.3%
基本的には
接種を勧める
26.1%
必ずしも接種
しなくてもいい
13.6%
どちらとも
いえない
調査対象:直近1か月間での勤務先におけるCOVID-19の患者の受け入れ実績がある医師2293人
調査期間:2022年7月27日~8月1日
調査方法:Webによるアンケート調査
※統計に基づく世論調査ではありません
「基本的には接種を勧める」「必ずしも接種しなくてもいい」「どちらともいえない」と回答いただいたそれぞれの医師に、4回目接種を必ずした方がいいと考えるのは、どのような患者さんかを伺いました。
既往歴がある人、重症化リスクがある人、外出する人、独居の人【精神科勤務医】
全員です。自分を守るためであり、みんなを守るためでもあります。自分は大丈夫と言う考えは、捨てましょう、と思っています【消化器科勤務医】
感染や重症化の不安が強い方【小児科勤務医】
過去3回の副反応が一過性のものであれば、職種あるいは家庭環境によっては勧めます【内科勤務医】
副反応でつらい経験をした人以外【整形外科勤務医】
免疫を落とす治療を受けている患者さんや肝硬変・末期腎不全などの免疫抑制状態の患者さん【消化器科勤務医】
高齢で基礎疾患多数(透析など)の方。感染すると外来での維持透析も難しくなるため【循環器科勤務医】
慢性呼吸器疾患、先天性心疾患等、重症化リスクの高い基礎疾患を有する症例【外科系勤務医】
重症化のリスクにより判断する。例えば超高齢で入院すると生命に危険の及ぶ可能性が高い患者など【内科勤務医】
基本的には全員接種した方がいいと思います【消化器科勤務医】
免疫不全、糖尿病、呼吸器疾患、医療従事者【産婦人科勤務医】
肥満や基礎疾患のある患者【精神科勤務医】
高齢者、免疫低下の方に限る方がよい【脳・神経科勤務医】
免疫抑制療法や化学療法中など【呼吸器科勤務医】
本人の価値観による。本人の重症化リスクと照らし合わせて考えたい【外科系勤務医】
高リスク患者のみ勧めるが、3回摂取してたら強くは進めない【循環器科勤務医】
ありません【精神科勤務医】
前3回で副反応がなく重篤な基礎疾患を持つ患者【脳・神経科勤務医】
施設入所中の高齢者、免疫抑制状態の方【内科勤務医】
基礎疾患のある高齢者、高度肥満の健常者【内科勤務医】
基礎疾患があって、打ちたいと思う人【脳・神経科勤務医】
医療従事者、基礎疾患がある80歳以下くらいまでの人【外科系勤務医】
ワクチンの反応やワクチン後の免疫脆弱化など、うつリスクと打たないリスクが人それぞれ【眼科勤務医】
基礎疾患のある方、高齢者【内科勤務医】
肥満の糖尿病【呼吸器科勤務医】
医療機関、介護職、基礎疾患がある【小児科開業医】
三回目の接種で副作用が軽く、基礎疾患がある高齢患者【内科開業医】
同居者に若年のワクチン未接種の家族がいる場合【内科開業医】
社会防衛上必須と考えられる、いわゆるエッセンシャルワーカー【耳鼻咽喉科勤務医】
後期高齢者は接種したほうが良いと考えます【小児科勤務医】
3回目を接種していない人には接種を勧める【耳鼻咽喉科勤務医】
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