新型コロナワクチンの4回目接種の対象者は拡大したほうがいい?

  • 作成:2022/08/07

2022年8月7日現在、新型コロナワクチンの4回目接種は、60歳以上の人、18歳以上の基礎疾患がある人や重症化リスクの高い人、医療従事者や高齢者施設等の従事者らに限られています。4回目接種でも、1~3回目と同じ「mRNAワクチン」が使用されますが、秋頃までには新しいワクチンが開発されるという情報もあります。いわゆる第7波が続く今、4回目接種の対象は拡大した方がいいのか、医師の考えを伺いました。

この記事の目安時間は6分です

賛否両論新型コロナウイルス感染症

Q. 新型コロナワクチンの4回目接種の対象者は拡大したほうがいいと思われますか?

56.4%
賛成

11.8%
反対

31.7%
どちらとも
いえない

調査対象:直近1か月間での勤務先におけるCOVID-19の患者の受け入れ実績がある医師2293人

調査期間:2022年7月27日~8月1日

調査方法:Webによるアンケート調査

※統計に基づく世論調査ではありません

  • 対象者一人ひとりのレベルでも接種するメリットがデメリットを上回っており、集団免疫の獲得にもつながるため【内科勤務医】

  • 50代では重症化の可能性もあり、希望者には接種すべき【内科勤務医】

  • 感染率を大幅に下げることは難しいかもしれないが、少なくとも重症化、入院が必要な患者数を減らすことはできるのではないか。そうすれば、一般診療を圧迫することは減ると思われる【外科系勤務医】

  • 接種するかどうかは本人、家族の選択なので、対象者は拡大すべき【小児科開業医】

  • 重症化を予防でき、ある程度の感染予防効果もあるから。【循環器科勤務医】

  • オミクロン株対応型のワクチン確保が不透明な以上、他に選択肢が無いため【脳・神経科勤務医】

  • 副反応のデメリットより、接種のメリットが大きいから【外科系勤務医】

  • 早く多くの人に打たないと効果がないと考えるから【循環器科勤務医】

  • 3回目と同様にするべき【内科勤務医】

  • 少なくともエッセンシャルワーカーには接種すべき【循環器科勤務医】

  • 集団免疫を獲得し日常生活や経済活動を回した方がいいから。【脳・神経科勤務医】

  • 医療ひっ迫抑制につながる【内科勤務医】

  • 現在のワクチンは、オミクロン株に対して大きな効果が期待できない【整形外科勤務医】

  • 打っても感染するし、短期間しか効かず、副反応は強い【内科開業医】

  • 第7、8波に与える影響は限定的だと思う。コストパフォーマンスが悪いのでは【精神科勤務医】

  • まずは汎用性の高いワクチンの開発が急務。インフルエンザでも季節に応じてワクチンを変更するのに、なぜコロナは変異しても変更しないのか【内科勤務医】

  • ワクチンの長期的な作用が不明。多くの人にとって致死的な疾患ではなくなった【精神科勤務医】

  • 盲目的に接種するのは反対。症例を絞るべき【脳・神経科開業医】

  • 新しいワクチンが開発されるので、広めるのは新しいものが出てからがいい【整形外科勤務医】

  • 集団免疫を得るというコンセンサスがないので、任意でどちらでも【内科勤務医】

  • 社会的には接種拡大が望ましいかもしれないが、副作用のリスクは自己責任となるため【内科勤務医】

  • いつまで続けるか、という問題が出てくる。重症化が減っている状況で全員接種は必要か検討が必要【脳・神経科勤務医】

  • 変異株への効果がわからない【精神科勤務医】

  • 社会的には接種拡大が望ましいかもしれないが、副作用のリスクは自己責任となるため【内科勤務医】

  • 現状の状態でよいと思われる。ただし、特にリスクの高い持病を持つ高齢者には、かかりつけ医よりアナウンスをしたほうがよいと思われる【外科系勤務医】

  • 打ちたい人は打てば良いと思うが、強制されるべきではない【内科勤務医】

  • 個人の判断に任せるべき【腎・泌尿器科勤務医】

  • 費用対効果の問題【精神科勤務医】

  • 現時点で存在していない、オミクロン株に対応したコロナワクチンの普及時期による【内科勤務医】

  • 重症化率の高い集団は、現時点の対象者でカバーできている【内科勤務医】

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