以下のような文献資料があります。ウィルス性感染症の予防・治療において、ビタミンCを高用量で摂ると効果的な場合がある、という数十年来の経験則が述べられたものです。
新型コロナウィルス対策としても有効であると考えられそうでしょうか。
ただ、ビタミンCの過剰摂取を続けると腎結石になり易くなる、といったマイナス面の話も聞くことがありますが、諸々総合的に考えた場合、それなりの有効性が認められそうでしょうか。
(以下、一般向けオーソモレキュラー医学入門書(洋書の邦訳版)からの引用。)
『ビタミンCは結合組織を強化することによりウイルスの侵襲に対する抵抗力を高める。
同時に、ビタミンCは体の免疫系を強化し、フリーラジカル(生体においては主に活性酸素)を中和し、非常に高用量ではウイルスを殺す。ビタミンCのこれらの重要な機能が協調して作用することで、風邪をひく頻度、ひいた際の重症度、持続期間を安全かつ効果的に軽減する。
・・・・(風邪についての)一つの一般的な予防法としては、8時間おきにビタミンCを1000mg摂ることである。
風邪をひき始めていると感じたら、起きている間は一時間おきにビタミンCを2000mg摂り、風邪がなくなるまでこの用量を続けるとよい。
最適用量は、おならや下痢が起こらないぐらいの量(緩下作用が出現する一歩手前の量)である。
・・・・効果が出るのに必要な服用量が一日12000mg(12g)の人では、一日3000mg(3g)摂っても効果が出ず、相変わらず医者の世話になることになり、結果、「ビタミンCは効かない」と結論してしまうことになるだろう。
・・・・ウイルス性肝炎も高用量のアスコルビン酸(ビタミンC)に反応する。
・・・・アスコルビン酸は十分量投与されるとヘルペスウイルスを不活化させる。』