先生方へ御質問
まず、色々このサイトの中での先生の現場でのご苦労を、拝見させていただく機会を得ましたこと、大変に参考にさせていただきました。本当に頭に下がる重いです。
それから、これはジョバンニ先生になのですが、セロトニン仮説に基く運動習慣の御指導、ご奨励はぴったりと当てはまりまっすと同時に、色々と質問された方の疑問に答えていただきましたこと、私の日ごろ持っている疑問と十分に答えていただいたようで、間接的ながらお礼申し上げます。
私の質問は、これと言って特にございませんが、
私も御多分に漏れず、不摂生からの2型の発病でした。約一年ニヶ月前に、A1c10.0、空腹時194、ケトン3+、糖2プラスの状態で、体重は112キロありました。そのときはしごとの関係や肝機能の方が心配ということで、薬物投与もせず、1月ごとの様子を見ようということでした。まず、即刻食事は一日1200キロカロリー、一日2回のウォーキング、から始めました。参考にさせていただいたのは岩本先生の専門書と渡辺昌先生の「薬なしで糖尿病は治せる」(角川21出版)でした。
最初の一ヶ月で約4キロしか痩せなかったのですが、2ヶ月目には10キロ痩せ、3ヶ月目には6キロ痩せし、その段階でA1cは正常値に収まり(5.6)、その後体重は右肩下がりに下がり続けました。カロリーを1500〜1800〜2000にしても落ち着く気配を見せず、今年3月には80キロを切る様になり、普通だったら高血糖の状態が続いていたでしょうが、A1cは5%を挟んだ数値に落ち着いてきて、その後4%後半で止まりました。
体重のほうは、今年の8月でようやく減少が止まり、やっと65キロを挟んだところで推移するようになりました。その間、担当医は甲状腺異常を疑いましたが、検査の結果はシロ。とうとうドクターストップが係りカロリー制限は撤廃。バランスよく、特に不摂生をしないようにだけ指導を受けました。
私は特に食事指導も受けず、宅配のメニューで調整をしていきました。
運動は最初はただ歩くだけという感じでしたが、だんだん運動量も増え、最初は30分くらいだったのが、それからは職場の建物の階段の上り下り、半年前からは整骨院の知り合いから筋トレの実施、腹筋や腕立、スクワット、鉄アレー、そして最近では週2回のジム通いで別の質問された方にアドバイスされていたように、メニューを組み立て実践しております。
現在は検査は4ヶ月に一回と言われ、体重は65キロ前後、体脂肪は一桁後半、骨格筋40前後、内臓脂肪レベルは5(オムロンの体重計より)です。
先生方にお聞きしたいのは、以前ジョバンニ先生がお答えになっていた○○の会のHPでも紹介されていた、食事療法だけではA1cは次第に悪化することについてです。先生方の中で食事療法と運動習慣でのみで安定させて、天寿を全うされたいわゆる「第二の天性」や養生訓でジョバンニ先生が引用された事柄など、一体どれくらいいらっしゃるのでしょうか?正直申せば、私はインシュリンが怖いのです。確かに怖がる必要のないことかもしれませんが、低血糖や副作用を考えるとき、やはり抵抗があるのが本当のところです。それは、ジョバンニ先生の上記の会について御批判されたことで解決しております。
それとお聞きしたいのは、シナジー効果についてであります。私は恥ずかしながら、抗精神病薬の副作用から食欲が止まらなくなってしまい、精神科にかかっていたのですが、そこで先日の問診のとき言われたのが、シナジー効果でした。
食事と運動による精神面の安定→身体機能の回復→
更なる精神の安定・・・・、というような説明をいただき、だからA1cは安定してるし、心身ともに調子がいいのだといわれました。(結局、これがセロトニン仮説なのでしょうか?)
それと、かかりつけの歯科医からも以前に較べて歯茎全体が若返っていると、驚かれ、これは慢性疾患患者については、はじめてみたと仰いました。発表するだけの価値があると。(これはリップサービスでしょうが)
先生方の中で、そのような患者さんはどれくらいいらっしゃったでしょうか?
つまり、糖毒や脂毒性の除去によって、内臓機能がある程度回復するということなのですが、どのくらい信憑性やエビデンスのあるものでしょうか?
とりあえず、この二点にお答えいただけましたら、幸いなのですが。どうかよろしくお願いします。
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