虫垂杯細胞性カルチノイド術後化学療法の必要性
person40代/男性 -
夫43才。虫垂炎を発症し総合病院の消化器外科にて切除手術を受ける。その後の病理検査で悪性腫瘍が見つかり虫垂杯細胞性カルチノイドと診断。小腸・大腸合わせて20センチほどを切除する再手術を受ける。その時に取った腸の検査結果はリンパ含めて異常はなかったものの、念のためにと化学療法を勧められる。あとは半年に一度のCT検査と3か月ごとの血液検査。しかし杯細胞性カルチノイドに対して抗がん剤は効果が期待できるか分からない。いまのところリンパ・多臓器への転移はなし、ステージ2と診断。使うとするなら大腸がんに準じてTS-1か…と。めずらしい症例なので病院側から県下のがんセンターにセカンドオピニオンを勧められる。
さっそく依頼、持ち込んだ資料を見ていただいたがんセンター薬物療法科の医師の説明によると、今回の腫瘍の“顔”?←と表現されていた を見た感じでは、悪性度としては低・中・高なら“低い”と思う。悪性度が高いならば積極的に抗がん剤を勧める(エトポシドなど)、しかし今回のような場合は推奨できる治療がないのでTS-1も効果は…と。しっかり取りきれているので定期的な検査をしながら経過観察でいいのでは、との話。
再び総合病院を受診、センターでの話をふまえ再び医師からの提案として、化学療法をやるかやらないかは自身で決めていいですよ、との事。主人は化学療法はしなくてもいいのではという考え。私は転移・再発、とくに腹膜播種が怖いので行った方がいいのでは…でも効果があるかどうかもわからないし…。家族の中でも意見が割れ、どちらがいいのか本当に分からなくなっています。総合病院とがんセンターとの、治療への“温度差”に迷いが深まってしまいました。
化学療法を受けるべきか、定期検査の経過観察でいいものか、ご意見でもアドバイスでもなんでもかまいません。方向を決めるための参考にさせていただきたくご相談させていただきました。
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