進行の早い膀胱がん(肉腫様の腺癌)の治療について
person70代以上/男性 -
79歳の父、腎臓機能が低下(クレアチニン1.3)しています。
今年3月に血尿があり表在性の膀胱癌と診断、5月の内視鏡手術で取りきれず 7/20 に再手術でその箇所を削ることにしました。
最初の手術での生検結果は「浸潤性尿路上皮癌の範疇です。広範囲に浸潤性腺癌像がみられ、紡錘形細胞からなる異所性要素のない肉腫様変化を伴う症例と考えられます」で、悪性度の高い癌と説明されました。
そして再手術の前日、また血尿があり検査すると、前回切除した腫瘍の周辺に3つ、前立腺に1つの腫瘍が新しくできており、再手術ではそれを切除しました(最初の腫瘍は無処置)。
この手術での生検は、切りとった腫瘍の悪性度は低いとの説明でしたが、前立腺の腫瘍は浸潤していました。
現状、膀胱の癌は筋層まで、前立腺の癌は間質までの浸潤で、個々はT2ですが全体ではT3、リンパ節・遠隔転移無しという状態です。
全摘出手術のため、県内で症例数最多の病院を紹介してもらい(このサイトで2度質問もしています)、初診を受け 9/11 に手術の仮予定を頂いてます。
術前化学療法について、担当医は「こういった腺癌には抗癌剤の効果が少なく、治療中に悪化すると打つ手が無くなるので…」との判断でやらない方針のようです。
稀なタイプの癌のようですし、妥当な判断とは考えられますが、この点について是非ご意見を頂ければ…と思います。
また、術後の化学療法について同様に必要ないのか、あるいは方法があるのかなどについて、さらにこのタイプの癌について何かアドバイスなどあれば、ぜひお聞きしたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします(不明な点は、ご質問頂ければ…)。
各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。
本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。