高齢者の末期ガンの腸閉塞の治療について
person40代/女性 -
77歳
の叔母が腸閉塞で大腸がんが散らばっています。4ヶ月点滴だけでついに体力がなくなってきてしまいました。
下記は四年前の記事ですが、今は常識になってるのでしょうか?
まず余命が数ヶ月以内の患者さんの腸閉塞(がんで腸管が細くなるか塞がってしまい、腸が詰まってしまうために、そこから腸液や食物が流れなくなって、常に吐くようになってしまう病態。お腹のがんだったら全てが起こしうる)に、本来手術をしたりイレウス管(鼻から小腸までいれて腸液を汲み出す管)を入れたりする必要はありません。
なぜならば以下の3つを押さえるだけで、腸閉塞の状態を解除できるからです。
どうかぜひやってみてください。
1*輸液を1000mlに減らします。
輸液が多ければ腸液も減りません。輸液が多いからいつまでも腸閉塞がひどい可能性があります。
50%ブドウ糖を使用すれば、500mlの点滴でも1000kカロリーを確保できます。イレウス管からの排液が多いからと輸液を増やすのは原因と結果を取り違えています。輸液を減らせば排液も減るはずです。やってみてよく観察してください。
なおこの場合に輸液を減らして脱水やショック状態になったことは僕は一度もありません。
2*リンデロンかデカドロンを4~8mg/日使用します。
腸管の狭窄や閉塞を解除します。
3*サンドスタチンを300mg/日使用します。
腸液を減らします。
どれだけ食事を取れるようになるかは個人差がありますが、上記の治療を継続しながら少しは食べられるようになることが多いです。普通に食事できるようになった人までいます。
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