がんの成長と予防について
person40代/男性 -
先日「がんと診断された時には元になったがん細胞の発現から10年程度が
経過している」という話を聞きました。つまり、元になったがん細胞が
10年程度を経て成長し、人間が検査で捉えられるようになったものが
がんと診断されるのであって、元になったがん細胞自体は診断の
10年程度前から存在していたことになるという話です。
この話を聞いて疑問に感じたのですが、言うなればこのがん細胞は少なくとも一度は
免疫によって排除されることを免れたがん細胞ということになるかと思うのですが、
このように一度でも排除を免れたがん細胞はそれ以降は自然に排除されることはなく、
(現状では現実的ではありませんが)投薬や手術など医学的な処置をしなければ
がんと診断される状態まで成長することが確定したものということなのでしょうか?
例えば研究などからがんを予防するとされるものもいくつか報告されていますが、
そうしたものを利用・導入・摂取などすることが予防効果を発揮するとして、
その予防効果は上記の「免疫によって排除されることを免れたがん細胞」をも
撃退できるという意味での予防なのか、それともそうしたことは不可能で、
「免疫によって排除されることを免れたがん細胞」が発生する確率を
下げるに過ぎないのかということをお聞きしたいです。
つまり、後者であるならば、がんの予防効果のあるものを積極的に
取り入れるようにしていても、予防できるのは10年程度後に発症する
がんのみということになるのでしょうか?お聞かせ願えれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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