サブイレウスによる腹痛
person70代以上/女性 -
85歳女性。30年前にクローン病発症、20年ほど前に穿孔のため、回腸と回盲部を50センチほど切除し、小腸と大腸を吻合。
このたび、尿路感染症の高熱を発症し、緊急入院。抗菌剤治療で回復したが、退院となる日に腹痛を訴求。造影ct検査の結果、イレウスの所見あり。ただ、緊急性を争うような状態ではなく、絶飲絶食で様子見ということに。3日後には腹痛もなくなり体調も良くなったが、クローン病のこともあり、ダブルバルーン小腸内視鏡での検査をすることに。内視鏡検査の結果、クローンによる炎症狭窄はなく、小腸と大腸の吻合部分において、小腸の内膜が穴を塞ぐ弁のような感じになっており、逆流はしないだろうが、それにより内容物が通過しにくくなっているとのこと。今回はここで通過障害が発生し腹痛が起きたのではないかということです。
そこで質問です。
こういう症例はよく起こりうるのでしょうか?
また、今後の見通しとしてどのようなことが考えられるでしょうか?
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