脊柱管狭窄症ではない?いったい何の疾患なのか。。
person70代以上/女性 -
86歳の母親の件でお聞きします。
数年前、突然下半身に力が入らなくなり、感覚はあるのですが、
歩行時、数十メートルで疲労し、ちょっと休むとまた歩けるように
なるといった症状が出始めました。
歩幅がとても短く、ちょっと小走りに見えてしまうこともあります。
かかりつけのクリニックでは腰のMRIをとり腰部脊柱管狭窄症と診断
されました。
オパルモンを処方され、一時は徐々に良くなってきているように
見えたのですが、ここ半年くらいで症状が悪化してきました。
歩幅が短くヨロヨロとし坂道で加速がついて踏みとどまれず、
そのまま転倒してしまいます。
転倒を繰り返し、総合病院の神経外科で、頭部のレントゲンを撮り、
慢性硬膜下血腫と診断されました。
血腫は小さく、手術の必要はなく、血腫が徐々に吸収されていくのを
待つのが今は最善と診断されました。
なるべく転倒しないことが重要だそうです。
以降、歩行の際、左側によろめく状態になってしまい、血腫の影響
ではないかと診断されました。
現在、かかりつけをクリニックから総合病院に移して診断してもらって
います。
整形外科と神経内科ですが、整形外科医はクリニックで1年ほど前に撮影
したMRI画像を見ても腰部脊柱管狭窄症の症状は極めて軽度でこのような
状態にはならないと断言されました。
可能性として残っているのは脊髄(背中?)のMRIを撮ってみても良いが、
可能性は低いそうです。
神経内科の医師は歩行の状態を観察して、筋肉が柔らかく、震えもないので、
パーキンソン病や筋萎縮症などでもないと診断されました。
高齢者は、杖をついて、ゆっくりと坂道も歩いています。
坂道で、歩行が加速して踏ん張れず、杖ごと転倒してしまうといった症状は、
いったい、どのような疾患が考えられるのでしょうか。
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