腫瘍マーカー急増以外には際立った変化はないが再燃か

person70代以上/男性 -

肺腺癌ステージ4、胸水と縦郭リンパ節転移在り。治療歴153週(ほぼ3年)。化学治療歴はタルセバ⇒タグリッソ⇒カルボプラチン(+アリムタ+アバスチン)と続き、現在はアリムタ+アバスチンで維持療法を継続しておりますが、以下に記す腫瘍マーカーの動きから判断して再燃を疑うべきでしょうか。治療開始から二か月ほどで基準値内に収まっていた腫瘍マーカー(CEAとSLX)が、昨年11月から漸増を示しはじめ、3月からは急上昇となっております。治療開始前CEA=36.2、SLX=66.4に対して現在CEA=41.8、SLX=278。なお肺野の原発巣は治療開始1年後のPET検査で集積は見えなくなり、本年3月の同検査でも見えないまま。つい一週間前のCT検査でも変化なし。胸水は治療開始から増減の繰り返しがありましたが、際立った変化なしで現在に至っています。縦郭リンパ節の集積は相当の改善(集積消失部分と縮小部分)がありましたが、本年3月の同検査で再燃が疑われています(1週間前のCTではその後の変化なし)。多臓器への転移は3か月前のPETでも1週間前のCTでも確認されません。脳転移もなし(1か月前のMRI)です。

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