HTLV-1とメルカゾールとぶどう膜炎の関係
person70代以上/女性 -
母(73歳)が2年半前よりバセドウ病を患っておりメルカゾールを服用しております。1年半前に左目にぶどう膜炎を発症し、その際検査でHTLV-1のキャリアであることがわかり、ぶどう膜炎はおそらくHTLV-1からきていると診断されました。その時のぶどう膜炎は治療で収まりましたがその後2回再発しています。3週間前に反対側の右目にも重めのぶどう膜炎を発症しました。ネットで調べたら1990年代後半~2000年代中ごろまで複数の学会でHTLV-1とメルカゾールとぶどう膜炎の関連について述べられている発表を文献で見つけましたが、最近の動きについては見つけられませんでした。最近の動向についてご存じの先生はいらっしゃいますでしょうか?
直近の治療方針については、メルカゾールが効いている状態なので止めた場合にバセドウ病の悪化が怖いためメルカゾールの服用を止めずに様子をみたほうが良いと眼科医からも甲状腺内科医からも助言いただいていますので、従おうと思います。
ぶどう膜炎の症状(霧視、飛蚊、視力低下)は発症2週間後も実感としては回復がみられていませんが眼科医の先生によると点眼とテノン嚢下注射によるステロイド剤が効いてきているとのことです。
参考:
・第55回 日本甲状腺学会
P1-01-12 チアマゾール使用中にぶどう膜炎を来したHTLV-1陽性バセドウ病の一例
・日本内分泌学会雑誌 83号
メルカゾール投与中止にて改善したHTLV-1関連ブドウ膜炎の1例
・臨床眼科51巻6号
甲状腺機能亢進症の治療中に発症した小児のHTLV−1関連ぶどう膜炎の1例
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