複雑性PTSDと言われました。治るでしょうか?

person50代/女性 -

お世話様です。
心身症、不安神経症、慢性疲労症候群、自律神経失調症、パニック障害、身体表現性障害、気分変調性障害、不安障害、睡眠障害、摂食障害、うつ病、反復性うつ病性障害、そして今回、複雑性PTSDに当てはまるとの診断を受けました。パニック障害を発症してからはもう14年以上が経ちます。合併している状態が長く続いており、今回の新たな病名を受け止めるのに、丸一日心に時間が必要でした。
複雑性PTSDはいつかは治るでしょうか?又は、一生向き合っていかなければならない障害でしょうか?
宜しくお願い致します。

各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。

おつらいですね。心よりお察し申し上げます。御記載の病名がすべて併存されていらっしゃるわけではありません。精神疾患は、ある程度の期間の御病状の推移から診断がつくということがありますので、経過から暫定的に診断がつけられたということです。最終的な診断の病名で、治療をお受けになられるので大丈夫です。複雑性PTSDの病名につきましても、同様のことが言えますが、完治する疾患ですので、御安心くださいませ。どうぞ、御大切になさってください。

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相談者さん

地方の精神科医・まり 先生 へ

お返事ありがとうございます。
複雑性PTSDは、「完治する」のですか?拝読して、ビックリしています。
何故なら私には自分の状態・症状(繰り返す)から、とても信じがたい思いがするからです。
どんな療法で完治するのでしょうか?
宜しくお願い致します。

地方の精神科医・まり 先生

御症状に対する対症療法としての薬物療法を併用しながら、カウンセリングなどの心理療法、認知行動療法によって、御自身の内面にある様々な感情と向き合われることで、お気持ちの整理が進み、心的外傷体験を乗り越えることが出来られるようになられます。PTSDの専門治療を行っている医療機関もありますので、保健所や精神保健福祉センターでお問い合わせになられてもよろしいかと存じます。
また、子ども女性センターやJUST(日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン)などの自助団体でもピア・サポートやグループ療法が行われています。
御利用になられてみてはいかがかと存じ上げます。

相談者さん

地方の精神科医・まり 先生 へ

先生、いつもお返事ありがとうございます。内容、理解致しました。
カウンセリングは、私に必要・有効だと思います。
長い戦いになるかと思いますが、自分の気持ちの隅々にまで、向き合わないといけないと感じています。
教えて頂いた機関にも、相談したりしてみたいと思います。
ありがとうございました。

地方の精神科医・まり 先生

時間はかかるかもしれませんが、必ず少しずつ治療効果は出て来られると思います。
コツコツと粘り強く治療を続けられてと存じ上げます。

相談者さん

地方の精神科医・まり 先生 へ

はい、焦る気持ちでいっぱいになりますが、いつか解放されるよう、向き合っていくしかないと感じています。
お返事ありがとうございました。

地方の精神科医・まり 先生

治療意欲がおありであることが、御軽快と治癒につながられます。
良くなられることを信じて、治療に専念なさられてくださいませ。
お健やかに過ごされるようになられますことを心よりお祈り申し上げます。

病名だけでは一概には言えませんが、複雑性PTSDの定義上、パーソナリティなどへの影響があるとされていますので、ある程度、自分の特徴として受け入れていく必要があるかもしれません。

相談者さん

プレアデス 先生 へ

お返事ありがとうございます。
受け入れていく努力は出来るかと思うのですが、フラッシュバックが起きて、リアルに思い出しては苦しむ状態になることや、そんな気持ちでいっぱいになるのを繰り返すのがつらいです。

プレアデス 先生

フラッシュバックは、簡単にはすっきりとなくなるというわけにはいきませんね。いろいろな病名を抱えて先の見通しを持ちにくいかもしれませんが、病気を持ちながらでも、なにか楽しめる、あるいはほっとできるような時間を探していくことが回復に役立ちます。つまり、病気以外のところにも目を向けていくということです。

相談者さん

プレアデス 先生 へ

お返事、アドバイスをありがとうございます。
私は「楽しむ」ということがなかなか出来ずにいます。
ただ、かつて保護して以来一緒に暮らしているにゃんこちゃん2匹といっしょにいる時、2人がリラックスして、時々変な格好で寝転んだりしてる時、自然にニッコリ笑ってしまっている自分に気付く時があります。
ヘルパーさんと話すのも、笑うのもしんどい時の方が多いです。
にゃんこにだけしか、心開くことが出来ずにいます。

プレアデス 先生

にゃんこちゃんだけであっても、そういう気持ちが自分の中にある、ということが大事です。ふつうは、そうした気持ちを持てる場面を探す、というところから始まりますので、そういう意味では、すでに回復への一歩となっているのかと思います。

相談者さん

プレアデス 先生 へ

お返事ありがとうございます。
人との間に信頼関係が築けず、親しくなるとしんどくなり、親密になりかけると自らその橋を破壊してしまいます。
にゃんこちゃんは、私に心開いてくれて、私に優しく、私の心を落ち着かせてくれます。
にゃんこちゃんには、私は恐れず愛情を注ぐことが出来ますが、母親に愛されなかったため、人の愛情がわかりません。感じることが出来ないのです。
私の心の障害は、一生治らないですね?

プレアデス 先生

人との安定した関係を持つというのは、ハードルは高いですね。人と会うと、必ずストレスが降りかかってきますので、まずは、そうしたストレスを感じた時に、逃げる場所を自分のなかに用意しておくことが大事です。いまのにゃんこちゃんとの時間は、そうしたレパートリーの一つとなるかと思います。

はじめまして。
これだけ沢山の病名には、圧倒されてしまいますね。でもそれぞれオーバーラップする症状は多く、1つ1つの診断名にこだわることはありません。

そして今回、これらの元々の原因となっていたものが、複雑性PTSDだったとわかったのでしょうか。
それがわかったことは、今後の治療において、大事な大きな一歩となりますよ。

複雑性PTSDの患者さんでも、皆さん良くなっていかれています。
症状はいったりきたりで良くなったり悪くなったりしながらも、適切な治療を続けていけば、必ず良い方向へ向かっていきます。
すっきり治るというよりは、少しずつうまく付き合っていけるという感じかもしれません。

ただ、複雑性PTSDの専門家は少ないので、二次受傷を避けるためにも、信頼できる先生にしっかり診てもらっていかれるといいと思います。
PTSDの特殊な療法等はありますが、のらにゃんさんが今の主治医の先生を、信頼できる、安心できると思っておられるなら、先生と一緒に治療について話し合いながら、継続していかれるといいと思います。

のらにゃんさんに笑顔が戻ることを願っています。

相談者さん

心療内科医:子供から高齢者まで 先生 へ

先生、たくさんのお返事をありがとうございます。嬉しいです。
今回指摘された複雑性PTSDは、先生が仰る、「元々の原因」にあたるであろうと自分でも感じています。
この診断を初めて受けた、今の主治医を信頼し、相談しながら、新たな治療に臨んでゆけたらと思います。
ひとつ。。。先生の仰るPTSDに対する「特殊な療法」とは、どんな療法なのでしょうか?
それは複雑性PTSDにも適応する療法になりますか?
宜しくお願い致します。

精神科の治療で重要なのは症状であり、診断名自体にそこまでこだわる必要はないですよ。
特効薬があるものではなく、一朝一夕で改善できるものではありませんので、長い目で治療を進めていく必要がありますが、「複雑型PTSD」という診断が付いたからと言って、次の日から大きく治療が変わるというものではありません。
基本的にはこれまで通り、経過や治療に対する反応を見ながら薬を調整し、精神療法を併用していくというこれまで通りの対応になるかと思います。
病名に拘らず、根気強く治療を続けていきましょう。

相談者さん

雪国の画像診断医 先生 へ

先生、いつもお返事ありがとうございます。

自覚症状としては、「難治」「治らない」感がとても強くてつらいです。

14年は十分長く、又、今後も根気強く。。。も辛い気持ちでいっぱいになります。

薬が増えたり、副作用が強く出たり、依存性や離脱症状を伴う薬もあったりして、精神科薬に対する抵抗もあります。

でも、仕方ないのですね。。。一生の付き合いになる覚悟は必要でしょうか?

雪国の画像診断医 先生

一生の付き合いになる場合もあります.
急いで治そうと焦ろうとせず,疾患を受け入れて付き合っていくというお気持ちの方が良いかと思います.

相談者さん

雪国の画像診断医 先生 へ

わかりました。お返事ありがとうございました。

雪国の画像診断医 先生

どういたしまして.
ご不明な点がありましたら,またご質問ください.
お大事にしてください.

相談者さん

雪国の画像診断医 先生 へ

はい、ありがとうございます。

雪国の画像診断医 先生

お役に立てましたら幸いです.

こんにちは。ご質問ありがとうございます。ご心配ですね。しかし、病名にこだわる必要はなく、新たに「複雑性PTSD」という病気を発症したというわけではないと思いますよ。これまでの経過から、いろいろな不調をまとめると、「複雑性PTSD」が当てはまるということかと思われ、これまでの状況をまとめたひとつの病名ということではないかと思います。過剰に心配せずに、主治医の先生とよく相談してやっていくことをお勧めしますよ。

相談者さん

makimonata 先生 へ

はい、わかりました。お返事ありがとうございました。

makimonata 先生

どういたしまして。お役に立てましたら幸いです。また何か不安なこと、疑問点などがありましたらいつでもご質問くださいませ。ご遠慮無用ですよ。

makimonata 先生

またなんでもお尋ねくださいね。

相談者さん

makimonata 先生 へ

はい、ありがとうございます。

makimonata 先生

体調、心の調子も早く快方に向かいますよう祈念しておりますよ。

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