前立腺がんの放射線治療後の後遺症について

person70代以上/男性 -

お世話になります。VMATによる放射線治療を受け1/12に終了しました。治療の後半あたりから頻尿になり通院事情もあり1週間入院しました。頻尿と残尿感で入院後半の数日間カテーテルで導尿してもらいました。紹介元の泌尿器科に回され退院しました。1週間分の薬をもらい飲んでみましたが、また頻尿と残尿感で先生の診察を受け薬を飲みながら朝と夜の2回の自己導尿を勧められました。とても嫌なのですが何とかやっておりますが奥のほうに行くと痛みがして辛いです。
このような状態ですが回復は望めるのか、入院治療も頭をよぎりますがご見解を伺いしたいと思います。

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泌尿器科医です。
元々の前立腺サイズや排尿症状の程度にもよると思いますが、前立腺癌に対する放射線療法施行中〜施行後の蓄尿症状(頻尿や切迫感)は内服治療をしながら2-4週間程度で軽快されると見込みます。私の患者さんでは出づらさが強くて導尿を要した方はいらっしゃいません。内服薬はどのようなものでしょうか?頻尿に対する過活動膀胱治療薬(トビエース、ベオーバなど)を単独で使用すると膀胱の収縮力が抑制され残尿が増加することがあります。

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相談者さん

ひな夫 先生 へ

ご回答ありがとうございます。薬についてはセルニルトン2錠/日3回、シロドシン4m、セレコキシブ100m、レバミヒド100を各1錠日/2回処方され(1週間分)、その他にホルモン剤は継続、3~6か月に1回の注射も継続の予定です。薬服用した直後(5日位)は大変よく効いてもう大丈夫だと思いましたが、この後だんだん元に戻り症状が酷くなりましたが、さらに同じ薬を1か月分処方され飲んでいました。痛かったり辛くて病院に電話で相談して検査診察を受け、膀胱炎があるので1日1回の抗生剤を追加で処方してもらい、服用して翌日には辛さは介抱しました。今の状態が長く続けばよいと思っていますが、前のようにまた元に戻りはしないかと心配しております。先生のご所見を伺えれば幸いに存じます。

ひな夫 先生

服薬中の内服薬は概ね妥当なものと思います。自己導尿は現在は中止されてるのでしょうか?おそらく急性炎症が治まりつつある状況だと思いますので、さらに症状の改善が見込めると思います。

相談者さん

ひな夫 先生 へ

ご所見ありがとうございました。自己導尿はいま中止しております。尿の出も少しは良くなり回数は多いですが全体的に量も一晩計ってみましたが1000ccはありました。尿も腹を押して絞り出すようにして出しています。尿の色もきれいになっています。まだ主治医の指示ではありませんが、異変があったらすぐ指示を仰ぐつもりです。

ひな夫 先生

出づらさあるにせよ尿閉でなければ自己導尿はしないでも良いかと思います。いざという時の非常手段と考えていればよいと思います。服薬をそのまま継続することが適当と思います。

相談者さん

ひな夫 先生 へ

ありがとうございました。また何かありましたらよろしくお願いいたします。

前立腺ガン以外の前立腺肥大症や、膀胱機能にもよるとは思います。
放射線治療の場合、治療中に炎症性に刺激され、頻尿、排尿痛、排尿困難(酷ければ尿閉)になることは有ります。
VMATは他の外照射に比べて副作用は少ないとは思いますが、まったくでないわけではありません。
多くの場合は一過性です。
そのうち必要性はなくなると思います。
ただ自己導尿中は過活動膀胱治療薬は使用しないでください。
いつまでも治らなくなります。

尿道のむくみが取れてくれば元に戻るでしょう。3ヶ月以内に改善するはずです。

急性期障害と呼ばれる、放射線照射によって引き起こされた炎症による症状です。
一般的には1か月ほどで炎症が落ち着いてきますが、2-3か月長引く方もいらっしゃいます。
まだ治療が終わったばかりで、今が一番つらい時期です。しんどいと思いますが、必ず改善していきますので、もう少しご辛抱ください。
また、もともと前立腺肥大症がある方では症状が強く出やすい傾向があります。

入院治療によって特段の改善が期待できるわけではありません。

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