大腸癌 再発と骨盤転移

person60代/女性 -

母64歳のことです。
2019年6月に直腸癌が分かり手術しました。その手術時に肝臓に転移していることが分かり2ヶ月後に肝臓を手術。
その後、抗がん剤をすすめられましたが母は断りました。

さらに両肺に転移し、また肝臓。
1年で6回も手術しました。
全て取り切った!と、医師からいわれましたが、すぐにまた肝臓が見つかり、さらには直腸の手術部分に再発、骨盤と周辺リンパまで小さいガンが見つかりました。

今は抗がん剤治療をしています。
3週間に1回点滴をし、内科の先生からは見えないくらい小さいと言われました。
抗がん剤治療をしていて小さくなっても今後完治に向かう治療方法はないのでしょうか?

抗がん剤が合っているようでさほどしんどくないし、上手くつきあっていくならこのままでいいと母は言っていますが、抗がん剤がきき、ガンがなくなることもありますか?
同じ抗がん剤をずっと続けていて大丈夫でしょうか?

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ご相談ありがとうございます。
大腸がんなどを含めた固形癌が転移をしている状況ではいわゆる完治は難しいことも多いです。抗がん剤が著明に奏功して手術などで病変を完全に取り切れることもないわけではありませんが、頻度は多くないのが現状の医療の限界でもあります。
抗がん剤については効果があるうちは継続することが一般的で、効かなくなると違う種類に変更します。
そうやって病状をできるだけコントロールしていく必要があるかと思います。
お大事になさってください

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相談者さん

べーやん先生 先生 へ

ありがとうございます。
完治はなくとも抗がん剤で長生きする方もおられますか?
もし抗がん剤を色々試してさらに転移が広がった場合次の段階はどんな治療がありますでしょうか?
なるべく痛みやしんどさのないように過ごしてもらいたいです。

べーやん先生 先生

上記のごとく個人差が大きいですが、比較的長期間コントロールされている方もおられるかと思います。
使用できる薬剤を使い切った後の病勢のコントロールは現実的には難しく緩和医療を受けてもらいながらできるだけ症状がでないように努めていくことになるかと思います。

相談者さん

べーやん先生 先生 へ

ありがとうございます。
抗がん剤で上手くガンとつきあっていけるようにしたいと思います。
緩和治療というのは、ガンが悪化したら痛みをとるような治療でしょうか?放射線や飲み薬でしょうか?

べーやん先生 先生

緩和治療というのは鎮痛目的の薬剤使用や(骨転移などによる痛みに対しての)放射線治療、精神的ケアなどを総合的行い患者さんの苦痛を取り除く治療のことを全般に指すかと思います
そうしてできるだけ普段通りに過ごしてもらうことを目指します

 遠隔転移を伴う再発症例では、化学療法が奏功しても、根治に至ることは簡単ではありません。
 定期的に効果判定を行い、効果が無くなるか、副作用が問題となれば、化学療法のレジメンの変更を検討します。
 お題人強いて下さい。

相談者さん

相談医師 先生 へ

ありがとうございます。このまま抗がん剤を続けていきたいと思います。
生活する上で気をつけた方がいいことはありますか?
主治医の先生は何を食べてもいいとは言っておられますが、ガンの進行には関係ないのでしょうか?

相談医師 先生

 そうでしたか。お役に立てなかったようで申し訳ありませんでした。
 副作用が出ていないのであれば、生活の制限も食事の制限も特にありません。

相談者さん

相談医師 先生 へ

ありがとうございます。
3ヶ月に1度はCTや検査をして様子を見ています。
副作用はちょっと痺れがあるくらいで、いつも元気そうに見えます。
では食事はあまり気にしないように伝えます。

免疫療法や重粒子治療はどう思われますか?まだ若いのでできる限り治療をしたいとは思っています

相談医師 先生

 遠隔転移のある状況で重粒子治療は全く適応外です。
 民間療法としての免疫療法であるならば、自己責任でご検討ください。
 もちろん医学的エビデンスは皆無です。
 ただ免疫チェックポイント阻害剤は、腫瘍がMSI-highであるならば、保険適応内で使用可能です。
 検討されたいのであれば、主治医に詳細をお尋ね下さい。

相談者さん

相談医師 先生 へ

保険適用のものもあるんですね。最後の砦として考えておきます。ありがとうございます。

漢方治療などはガンの進行を遅らせるのに効果がないのでしょうか?

相談医師 先生

 漢方治療による癌治療は、医学的にエビデンスの高いものも、保険適応も存在していません。

抗癌剤の効果は個人差があり,うまくいけば寛解状態に持ち込める場合もあります.
ただ,使用継続する中でがん細胞が耐性を獲得して再増大してくるケースもあり,その場合は治療薬の変更が必要になります.

相談者さん

雪国の画像診断医 先生 へ

ありがとうございます。骨盤転移の手術はやはり難しいのでしょうか?
手術、抗がん剤以外に他に治療方法はありますか?

雪国の画像診断医 先生

※返信が大変遅くなってしまい申し訳ありません.
臨床業務が立て込み,お返事が大変遅れてしまいました.
せっかくご返信いただきましたのに,対応できず失礼いたしました.

すでに他の先生の回答で解決されたと存じますが,もしまだ回答をご希望であればご返信いただけましたら幸いです.
回答不要の場合は返信はご不要です.

この度は大変失礼いたしました.機会がございましたら,また対応させていただけましたら幸いです.

ご質問有難うございます。
抗がん剤治療により、完治する例もあります。幸い体への負担が軽いようですので、このまま続けて頂くのが良いかと思います。

相談者さん

blueonpink 先生 へ

ありがとうございます。抗がん剤をはじめた当初は3時間ほどの長い点滴と飲みぐすりをして体調がかなり悪くなったため、短い違う種類の点滴をしたらだいぶ楽になったようです。
短くて効果は大丈夫なのかなとも思うのですが点滴の長さや強さはあまり気にしなくて結果だけみれば大丈夫でしょうか?

blueonpink 先生

ご質問有難うございます。
抗がん剤の効果については、使用薬剤とその量、投与間隔によって変わることがあります。もちろん結果が全てですので、現在の治療が上手く行っているのであれば、あまり気にする必要はないかと思います。

相談者さん

blueonpink 先生 へ

ありがとうございます。
抗がん剤使用中なのにいつもと変わらず元気なので逆にきいてるのか心配になりました。結果が良いのであれば安心します。
腫瘍マーカーの数値がいきなり上がった時があり、検査しても異常がなかったのですが腫瘍マーカーの数値はあまり気にしなくてよいのでしょうか?

blueonpink 先生

ご質問有難うございます。
腫瘍マーカーは、傾向を知るには簡便で有用な検査ですが、人によっては全くアテにならない代物です。
いきなり上がった場合でも検査で異常がなく、実際転移が見当たらないケースも多数ありますので、そういう意味ではあまり気にしなくても良いと思います。

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