副腎腫瘍に伴うサブクリニカルクッシング症候群について
person50代/男性 -
5月にこちらで相談し、手術せずに経過観察中です。12月上旬の検査では、骨密度が若干低下。手術か経過観察か決めかねています。副腎摘出による今後の体調への影響が気になる一方、経過観察により骨密度低下の進行等への懸念です。手術の要否についてアドバイスをお願いします。
【前回の相談内容・2021/05】
副腎肥大のため、地元市民病院の内分泌糖尿病科を受診。
<検査結果>
高血圧、血糖などの異常はなし。
CT,MRI:左副腎に24mm腫瘍。良性。
デキサメタゾン負荷試験
1mg→ACTH:1.5、コルチゾール:6.2
8mg→ACTH:1.5、コルチゾール:5.8
平常時→ACTH:4.2、コルチゾール:8.6
CRH試験(前、30分、60分、90分)
ACTH:4.2、12.3、12.4、 8.5
コルチゾール:8.6、10.4、14.9、11.6
骨塩定量検査(DEXA法)2021.3測定
腰椎側面L234:0.653g/cm2(YAM71%)
腰椎L234:0.810g/cm2(YAM77%)
大腿骨LNeck :0.526g/cm2(YAM61%)
<医師の意見等>
SCSと診断。骨密度が低いため、副腎摘出を勧められたが、経過観察を選択。骨密度低下防止のためアレンドロン酸錠35mgを週1錠服用。
【今回の検査結果・2021/12】
腫瘍の大きさは不変。血液検査では血糖その他異常なし。
骨塩定量検査(DEXA法・2021.10測定)
大腿骨LNeck :0.495g/cm2(YAM57%)
腰椎L234:0.816g/cm2(YAM78%)
腰椎側面L234:0.647g/cm2(YAM70%)
<医師の意見>
副腎摘出を勧める。経過観察の場合は、3月後に血液検査、6月後に骨密度検査、1年後にCT。
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