GABA受容体作動への選択肢

person60代/男性 -

 以前にもベンゾジアン系薬の依存や離脱について質問させて頂き、先進国の中で日本だけベンゾ系乱用の後進国であり、その依存性や離脱症状の酷さが無視されいる現実を教えて頂き、大変参考になりました。
 不眠と言う病気は存在せず、呼吸と同じようにいつか必ず眠れるようになる。それまでは、適切な睡眠療法を辛抱強く実施する。または、オレキシン受容体拮抗薬などに切り替えて徐々に減薬する。以上を理解して実施して行く所存ですが、眠れない苦悩から、どうしてもアルコールを飲んでしまう傾向が多いと思います。
 幸いにして私は完全に断酒に成功しましたが、アルコールは脳のGABA受容体に作用して酩酊し、質が悪いながらも入眠できようになり、アルコール依存に陥り易くなるのではないでしょうか?
 アルコールが肉体に悪影響を与えるのは明白で、γ-GTPの上昇など肝機能障害や、酷くなれば早期認知症の原因とも成り得るのではないでしょうか?
 それに比べれば、同じGABA受容体に作用されるベンゾ系の薬は、肝機能にダメージを与えないので、アルコールに頼るくらいならば、ベンゾジアンペン系の薬を服用することの方が、デメリットは少ないと感じます。
 アルコールは容易に入手できますから、不眠解消の道具として常用し依存してる人は多いので、抗酒薬など処方されても、不眠には逆効果になるでしょうから、ベンゾ系の薬をある程度(決まった容量、期間)服用することは致し方ないのではないでしょうか?
 海外の論文を承知の上、アルコールに頼るくらいなら、切れの良いベンゾ系薬を処方します、と言い切る医師がいます。ゆえに、日本ではベンゾ系薬の処方は減らないのでしょうか。

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