ウイルス核酸増幅検査陽性
person50代/男性 -
献血結果について血液センターより以下の内容の郵便が来ました。偽陽性はやむを得ないのですが、何が偽陽性になったのか不明な上「不調がなければ受診の必要がない」と言われても不安が増幅します。どこかに受診するくらい必要は本当にないのでしょうか?
(前略)輸血を介してウイルスが感染するようなことがないように精度の高い厳重な検査を実施しております。そして、基準値を十分低く設定し、少しでもそれを超える反応が出れば、検査結果を「陽性」と判定するようにしています。このため、「陽性」と判定された血液の中には、実際には病原体に感染していないにもかかわらず検査時の何らかの反応で検査結果が「場性」となる場合(偽陽性)も含まれています。このような偽陽性と判定される方についても献血のご協力をいただけるよう、検査法や試薬の改良と高精度化を進めてまいりました。しかし、現在の技術水準でも、これ以上の改善は困難と判断されることから、この度、ウイルス核酸増幅検査(NAT)が「偽陽性」の方にお知らせを行うことといたしました。あなた様のこれまでご協力いただいた献血の中に、最新の検査試薬によるウイルス核酸増幅検査(NAT)の検査結果は「陽性」と判定されたものの、真の陽性ではなく「偽陽性」の可能性が高い血液が含まれていました。この血液は血液製剤としては適合しないため、一部を血液事業に不可欠な検査の品質管理や試薬の改良に有効に利用させていただいておりまし検査技術の限界により、あなた様に献血していただきましても、検査結果が陽性(偽陽性)となる可能性があり、血液製剤として製造できず、献血いただくお気持ちに沿うことができないと思われます(中略)。この検査結果については、現在の健康状態に何らかの不調がなければ医療機関を受診される必要性もなく、通常どおりの生活で問題がないと考えられます。(後略)
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