温存乳房断端陽性後の治療
person60代/女性 -
6月の末に、左乳房温存手術をしました。術後の経過も良好です。先日、術後の確定病理診断の説明を受けました。そこで、断端陽性の箇所があったことが告げられました。以下は、
その時の面談票に記載されていたものです。
組織型Invasive ductal carcinoma,scirrhous type
浸潤径 11×6×5大(非浸潤径+浸潤径 31×20×5大) 核グレード1(2+1) ly1 v0
水平方向断端 末梢側(三つ輪)31mm
12時方向(二つ輪)9mm 乳頭から1cm(輪なし)17mm 10時方向(一つ輪)20mm
非浸潤部の断端からの最短距離0mm
センチネルリンパ節 n=0/1
UICC-TNM:pT1c
乳癌サブタイプ
HER2=0 ER=95.38% PgR=44.27% ki67=5.0%
迅速診断では、断端陰性でしたが、永久標本で切除してきた乳頭側で非浸潤癌成分の露出が疑われます。乳房温存手術を行っているため、これから残存乳房に放射線照射を行うため、非浸潤成分であれば放射線で消すことは可能と思われますが、一般的には局所再発率が5年で2%、10年で3%の見積もりです。以降、2年毎に1%上乗せされます。
担当医から示された選択肢は二つ
1 予定していた放射線に追加照射を行い、内分泌療法を行う
2 追加切除(乳房切除)を行う
です。
その上で、他の先生とも協議した結果、私達としては1をお勧めしますと言われました。
実際に手術をされた医師が、その状況や私の癌の性質なども考え、他の先生とも相談された上でのことなので、1でお願いしました。
でも、帰ってから調べてみると、断端陽性は再手術すべきという記述が多く、不安になってきました。別の専門の先生のご意見も伺いたく質問させて頂きます。よろしくお願い致します。
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