基礎疾患を伴う高齢(83歳)の母親の乳がん治療について

person70代以上/女性 -

実母は右乳房パジェット病(早期の非浸潤性乳がん)と診断されました。

1.病理検査結果は次のとおりです;
<所見>検体は、右乳腺針生検(7mm, 5mmX3本、2mm)
・組織学的には1本のcoreの端に、約1mmの範囲ですが、乳管内で増殖する異形上皮細
胞を認める。
・異形細胞には核腫大や核形不整が目立つ。Ductal carcinoma in situを考える。
・病変周囲にリンパ濾胞を伴う炎症細胞浸潤が目立つが、CK14及びCK5/6免疫染色では明
 らかな浸潤は認めない。
・核異形は中等度~高度で、van Nuys分類Group3。

<免疫染色結果>
ER:Allred score = 1(PS)+(IS)= 2(TS) J-score 1, <1%
PgR: Allered score = 1(PS)+1(IS)= 2(TS) J-score1, <1%
HER2= score 3+ 相当(非浸潤のため参考所見)

2.MRI検査結果;
<所見>右乳頭は陥没している。周囲皮下の肥厚が対側より目立つ。深部には小結節
状~線状の造影増強効果が認められる。乳管内進展を疑う。左乳房には小結節上
の造影増強効果がいくつか認められるが、明らかな有意所見とは言えない。腋窩リン
パ説腫大は明らかではない。

担当医より、画像では左乳房の乳腺状態と比較すると、乳腺への進展が見られる。
治療として全身麻酔・右乳房全摘出を勧められています。

質問
実母は高齢83歳で肝疾患があり、認知症の症状が若干あります。肝臓の主治医は手術可能とのことです。全身麻酔の身体への影響、術後の合併症等について、どんなことが予想されますか?実母のケースでは、浸潤癌→転移と変化しますか?その場合、どのくらいの年数を経て変化することが予想されますか?

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