CA19-9が3年間で26.4、37.5、55.5、85.9、102.0、143.1、198.4上昇
person60代/女性 -
67歳女性です。3年前の人間ドックのCTにて、膵管拡張が指摘され、総合病院の肝胆膵内科を受診しました。CT、PETCT、超音波内視鏡検査、オクトレアスキャン、MRI、ERCPなどの検査をしましたが、膵癌の疑いという診断で結論はでず、その後3ケ月毎の経過観察が続いています。膵頭部-膵体部付近の拡張した主膵管口側に低エコー腫瘤の疑いと言われています。2022年6月には、EUS-FNAを施行し細胞診を受けました。3回針を刺して、白色糸状の組織がごく少量採取され、高分化な腺癌を疑う異型細胞を認め、細胞異型は弱いということでした。病理のコメントは、異型細胞集塊の配列は比較的整っておりクロマチン増量も乏しいが一部で極性の乱れや不規則重責性、切れ込みなどの核形不整を認めるということでした。主治医は100パーセント膵がんとは言い切れないですが、可能性は高いので、手術しませんか。といわれましたが、膵がんの疑いレベルで「膵頭部十二指腸切除手術」という危険度の高い手術は保留しました。
腫瘤は、膵頭部の右端の上部で大きさは10ミリ程度ですので、腫瘤より左側は正常で膵臓としての機能は保たれています。
3ケ月毎の検査時の血液検査時の腫瘤マーカーは徐々に上昇し、2023年1月の検査では、198.4という結果でした。
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