94歳女性、弓部大動脈瘤(10cm)の治療法について

person70代以上/女性 -

94歳の祖母が食欲不振(2ヶ月ほど前に立て続けに二度転倒して以降、1日の食事量が激減。以前は自身で摂食。)により2週間ほど前から入院しています。
老化によるものと考えていましたが、入院初日にCT撮影したところ、心臓上部の血管に、大動脈瘤ができていることが判明しました。通常4、5cmでも危険とされるところ、10cmにまで肥大していて、いつ破裂してもおかしくないとのことでした。良い処置がないか、病院に尋ねたところ、概ね次のような回答でした。
・大動脈瘤の手術にはいくつか方法があり、身体への負担が最も軽微な手法はステントグラフト内挿術である。
・ただし、超高齢かつ体力が著しく低下している状態であることを踏まえ、この手術にも耐えられない可能性が高い。
・一方でカテーテル処置での栄養投与による体力増強には、血圧上昇の促進による破裂リスクが伴うため、これを進めるわけにはいかない。カテーテル処置中に身体を動かしてしまい、他の部分に深刻なダメージを与えてしまう危険性もある。
・また、祖母の動脈瘤は、心臓上部の血管の弓部分に生じており、その曲折部分の角度が一般よりも急であること、当該瘤部分の血管が石灰化していること、から手術の難易度が高く、またその有効性に一定の懸念があり、患部悪化を誘引する可能性が高い。
・結論として、有効な手だてはなく、通常の点滴を継続すること以外に選択はない。
・参考として、食欲不振は老衰によるものと思われ、動脈瘤が原因(嚥下の障害など)となっているわけではない。
以上のような回答を踏まえ、半ば諦めているような状況です。
何らかの良い治療方法の有無をご教示いただけますと幸いです。

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